乙女湖にて秋を楽しむ
11月も中頃になり、山梨県の乙女湖に秋を感じに家を出る。
気散じな1日の始まりである。
乙女湖はいわゆるダム工事で人口湖である。
標高 1500m ぐらいの湖は、山の中にポッカリと口を開けていて、キャンパーなどに人気の場所である。
行く途中に柿が干してあるのが見えた。山梨名産のころ柿だ。
オレンジ色が景色に入る貴重な時期である。
標高が低い甲府盆地には雲が溜まり、そこを抜けると晴天が広がっていた。山に入ると少し湿った空気と落ち葉が充満する。
いよいよ乙女湖に到着する。
ダムからみる山々の赤色は美しかった。青色と赤色のコントラストが絶妙である。
どれどれと、さらに高台に登ろうとすると、熊注意の看板が見えた。
確かにこの景色は熊も見たかろうと、すぐに踵を返す。
空を飛ぶドローンの音が、今は安全の証だと私は思った。