環境が自分を作る
どんなに平穏な心を持っている人でも、パワハラ・モラハラが酷いなど強いストレスがある環境に居ると、生き物の習性であり「環境適応性」という能力により、攻撃的になったり、心が弱い生き物になる。
生き物は総じて、死なないために生活する環境にあった自分に変化させる能力を持っている。
特に、ストレスを感じるような環境では本来の自分ではない。別の自分に作り変えてしまう。
環境を変えることよりも、『離れる』ことが重要。
「会社の考え方が悪い。」
「上司が糞。」
「自分が居るコミュニティにおかしい人が居る。」
「家族が酷い。」
などという言葉をよく聞きます。
そしてそんな言葉の後は、
「この環境は間違っているので、変えるべきですよね?」
と言葉を繫げます。
往々にして、この言葉を繫げる人は、「今の環境から別の良い環境へ移ろう。」というのではなく、「その環境や元凶となっている人間の考え方を改めたい。」と言います。
しかし、それは大きな間違いで、最善な方法は、その環境から離れて、良い環境で生きること。
なぜなら、その環境に居る人たちは、その環境が心地いいからそこで長年過ごしている。
元をたどれば、出来るべくして出来上がった環境なのだから、その環境自体が変化を望んでいない。だからこそ、その環境の変化を望んでいる人は異分子であり、ただの革命家(戦争家)なのです。
なので、わざわざ争いごとや、戦いを挑むようなリスクを負うようなことはするべきではない。そもそも、
あなたが好きでもない環境や人間について、あなたが労力をかけて、良くしようとすることになんのメリットがるのか?
「良くしなきゃいけない。」「わたしだけじゃなくて、みんなも困っている。」「良くすることで、自分にメリットがある。」
これらは全て言い訳です。
この環境や、その原因たる人間に対して屈したくないという、プライドだけで無駄な時間を過ごしている。
その考え方は、ほんとうに意味がない。
環境を変えることが出来る能力がある人間なら、環境のことについて悩まない。
環境に悩んでいる人に、自分の居る環境をどうこうできる能力はありません。
だからこそ、最善手なのは自分と合わない環境からは離れること。
本来の自分らしく生きれば、自分の理想の環境を手に入れられる
自分自身を見つめなおし、本来の自分らしく生きること。
好き勝手に生きれば、好き勝手するような人たちの居る環境に行くことになる。
しかし、心優しく生きていれば心優しい人たちの居る環境に行くことになる。
ただ、優しいことというのがどういうこと理解できてないなど、理想論だけで目が曇っていたり、変わらずに自分自身を律せずに愚痴だけを漏らすようなことが続くのであれば、そのような環境へと行くことになる。
よい環境を見つけるためには、自分の理想のための努力を怠らず、プライドにより傲慢にならない、そんな生活を続けられればそんな自分で居られる環境に身を置くことが出来るようになる。