「ドリルを売るには穴を売れ」をふと思い出しました。
穴を期待して買ったドリル。ちっとも役に立たなくて、しばらく眠っていました(これについて書くととても長くなるので、今回は書きません)。しかし、このほど今一度使いこなせるかチャレンジ。
ドリル、というほどのものではありませんが、小さな機械です。木工用に手に入れました。前回、歯が立たなかったのはオークでした。
今回は、ホオとカツラです。
参宮橋での個展の丸い支持体を加工したかったのです。
裏側に、斜めの穴をつくって作品を壁にかけられるようにできたらと思いました。これは、試作品なのでギャラリー様とのお打ち合わせ次第ではNGになる可能性もあります。
果たして、削ることができました。材や刃が暴れることはありますが、それでも、オークとは大違いでした。少なからず感動しました。
雷展のときは、とても悲しかったです。5点目、オークでもうひとつつくろうとも思っていました。サンダーでもノコギリでもないフリースタイルで。しかし、うまくいきませんでした・・・。
けれども今回、希望の光が見えました。
樹種にこだわらなければ、今の自分に加工できるものもあるということを知りました。オークは雷と関係があるので、雷展の時に選択しましたが、今後どんな樹種を使うかは色んな選択肢があります。
ただ、オークは気に入ったので今後も絵を描きたいと思うことはあります。しかし、加工が難しいです。丸くするだけでも私には無理です。雷展の時のようにベルトのサンダーを借りたらいいのでしょうけれど、時間をかけて遠いところまで行くのは現実的ではありません(しかしあれは楽しかったです)。
個展は、丸い絵というところまで決まっています。少しずつお打ち合わせを重ねていっているところです。支持体も色々検討中です。
木工の立体作品ではなく、ペインティングです。
ありがとうございます。それでは、また。