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難消化デキストリンのダイエット効果と費用対効果のまとめ

今回は過去に何か
バズったツイート<難消化デキストリン>の総まとめです

デキストリン

今回デキストリンの記事を若干リライトしました
夏なので。夏なので。。。

ことの発端は今は昔、
誰かが何か痩せたいだのなんだのの話で
からだすこ●か茶飲もうかな
って話をTwitterのTLでしてたわけです

私も今思うとめっちゃお節介なことに
FF外から失礼致します!状態でこう言い放ちました

「もっと安くすむ方法がありますけど」

今思い返したら
普通に怪しい壺売る人
みたいな切り口すぎなのである

しかしそういう健康茶的なのは

お高い

でも効果があるなら購入したい

それが人間の自然な感情
人はとても怠惰な生き物なのだから…

ではここで何で飲んだら痩せる茶が
あるのか?
という話からスタート

<からだす●やか茶的なの>

からだす●やか茶Wの成分名を見てみよう

見ればわかるが主力の戦力は何度も名前が出ている
難消化デキストリン
である。めちゃ消化しにくそうですね

因みにトウモロコシから出来ている非常に安い成分
常温の水にもすっと溶けるのが特徴
嬉しい無味無臭なのでお茶などに混ぜるのにうってつけなのだ

主な成分は食物繊維
食物繊維が健康にいいのは皆何となく洗脳のように知っていると思うが
何で良いと思いますか?と聞かれたら

1)便秘解消
2)カロリーがない

というイメージを漠然と抱いているのでは無いでしょうか
ちょっとここで食物繊維を掘り下げてみよう


<食物繊維>

まず第一に人間は自力で
デンプングリコーゲンしか分解できない
つまり
ほとんどの多糖類を消化できない

多糖類取っても意味ないやんけ!
であるがこれを助けてくれるのが
よく聞く腸内細菌である

腸内細菌が消化管(大腸)の中で
嫌気発酵という過程で多糖類を
短鎖脂肪酸、メタン、水に分解してくれる

短鎖脂肪酸からは
酢酸、プロピオン酸、酪酸ができる

●酢酸→エネルギー源
●プロピオン酸→肝臓の糖新生に活用
●酪酸→結腸細胞のエネルギー源
と言う感じで多糖類を
人間が活用できる形にしてくれる

(余談だが酪酸は銀杏の匂い、足の悪臭の原因。これは臭そう

話がややこしくなってきたが
めっちゃまとめると

食物繊維が無いとエネルギー源が無いねんで!!

というお話。

また食物繊維の望ましい摂取量は、
成人男性で19g/日以上
成人女性で17g/日以上
結構取らないといけない

食物繊維は他に大腸の中で
エネルギー吸収をゆっくりにする能力
を持っている

食事を摂ってもこのお陰でエネルギー吸収は均衡化される

大腸の機能そのものが
実は食物繊維ありきで出来ているため
食物繊維の不足は大腸の機能不全を招く


<食物繊維の種類>

大きく分けると
水溶性

不溶性食物繊維に別れる

水溶性に難消化デキストリンは入る

そして日本人は平均15gの食物繊維を
一日に摂取しているが(上記のデータからしても足りて無い)
12g程度は不溶性食物繊維(セルロースなど)である

が、
ダイエットで良い効果を出してくるのは

水溶性食物繊維

なのである


<水溶性食物繊維の働き>

食後の血糖値の
急激な上昇の抑制

これが正直かなりでかい

コレステロールの吸収を抑制もあるが
血糖値の上昇というのはマジで
体脂肪に直結する問題なのだ

<何で血糖値が上がるのが悪なのか?>

最近流行りの糖質制限
モロにここにかかっている
血糖値が上がりにくい食べ物を食べ
血糖値をなるべく乱高下させない目的

じゃあ何で血糖値上がったらあかんねん?
と思ったことはないだろうか?

糖質制限の本には色々と
高血糖になると眠気が出る
とか
糖質は無くても体は動く
とか書いてある

しかし太ったなと気付くのは
脂肪が増えたな
ではないですか、読んでいる貴方

顎まわりとか腹回りにデップリとついた贅肉。。。
要するに脂肪が増えると人は肥満なのだ

(体重があっても筋肉なら誰も肥満とは言わないだろう)

<血糖値が上がると起こること>

血糖値が上がると体内で
インスリンという物質が膵臓から出てくる
血糖値を下げるホルモンはこの一種しか人間の体内にはない

(逆に血糖値をあげるホルモンは四種類以上ある
 低血糖になると人は死ぬので上げることに夢中なのだ)

<インスリンはどうやって血糖値を下げるのか?>

血糖値が上がるとインスリン筋肉
「この血糖取り込めや!」
と命令するようなイメージです
筋肉は取り込んだそれを中性脂肪に変換して筋肉の中に収納
 →結果血糖値が下がる

なので血糖値が上がって
インスリンが出れば出るほど
体内の脂肪の量が増える

結果太る

終わり

めちゃ簡単!

<ミネラルと食物繊維>

食物繊維はミネラルの吸収を阻害する働きを持っているが
難消化デキストリンは阻害しない

結果として普通の食物繊維を取るより
ミネラルの吸収率が上がるとも言える
(ちょい詭弁っぽいが相対論として)

<難消化デキストリンの体内の動き>

ほぼそのまま大腸まで行く(9割以上
難消化デキストリンは大腸で殆どを
腸内細菌に食べられるため
腸内細菌も増えて便秘にも効果がある

というか食物繊維自体
大腸に物理的な刺激を与えるので
便秘解消には効果的なもので

「食事制限してて便秘になった」
というよく聞く症状にも効果があるため一石二鳥なのだ

<適正摂取量は?>

これは質問箱にきたので改めて調べてみた
日本の規定というか消費者庁のPDFが以下である

http://www.caa.go.jp/policies/policy/food_labeling/health_promotion/pdf/syokuhin86.pdf

まとめると「3〜8g」が認められている模様

え?結構少ない?
と思ってページをよく見ると
難消化デキストリンを含む食品での
一食あたりの目標数値らしい

で、肥満大国アメリカに目線を向ける
FDA(アメリカ食品医薬品局)の情報によると
1990年の発表では


上限なし!安全!

との発表があったようだ

まぁあんまり大量に取っても意味は無いし
ここでからだ●こやか茶W
費用対効果に焦点を写して考察してみようと思う

350mlで5gの難消化デキストリンが含有
これは上記の消費者庁の指針にマッチしている
(していないと発売できない)

1本税別146円

面倒だから150円としよう

 

<コスパ比較>

で、最初の私の横槍に話が戻る
お安いですよ、と私が言い切ってしまっているのだ
商品は5gで150円

難消化デキストリンを自分で購入すると2kg3240円
(楽天、Amazon両方見た)

5gあたり8.1円


これ前に書いた高濃度VitC点滴の時も言ってた気がするが
原価だけ見るととてつもなくお安いものです…

*追記
更に令和元年5月31日調べでは安くなっていました。
下記商品だと5gあたり6.43円!

水道水に5g以上ぶち込んで糖質と一緒に召し上がれ!

というか普通に食べるものに直接入れて混ぜてもいい
とにかく血糖値が上がるものと同時に摂取することがポイント

因みに四週間実行しての安全性は報告されているので
一応四週間は安心してもらえると良いかもしれません

<健康への影響>

これも質問箱でご指摘があったが
調べたものの特に引っかかったのが
「大量に取ったら下痢をする」
だけで長期内服への資料が見つからなかった…

ご存知の方はどうぞご連絡ください

<以下おまけ>

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