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備忘録 怪物


子供を産み育てる一生 と言うことを
産む前も産んだ直後も、今でさえ 実のところ
全く理解していなかったのだ と思った。

でもだからこそ、何となく流れに沿って産むことができたのだろうと思う。


知っていたら、産むことなんて出来なかったろうと思う。


待ち受ける困難は見えぬほうがいい。

見えたからと言って目の前にしてみれば
その景色はまた形を変えうるので

前もって見ることにそもそも何の意味もない。


終わり方がなんとも美しく儚く強い。

見終わった後止まらない涙は、痛いわけではなく気持ちいわけでもなく、

自然なものだった。


誰かと感想を共有したいけれど
誰の感想も聞きたくなかった。


あの自動販売機のコーラ 3本に一本はぬるいよね

白線の外側歩いたら地獄!


映画を見終わった後の外は、
目に映るものの明度を引き上げたみたいに白んだ眩しい光で、劇中ラストのそれと重なり

思わず眉間に力が入ったが、当てられる心地よさを感じ

こんな日は生ビールが飲みたい と心の中で唱える。


実際は、ノンアルコールビールにとどめるとする(まだ体調のことを気遣っているので)


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