中学受験回想録29
志望校別模試を終えて
秋本番ですね。学園祭や学校説明会などイベントが目白押しで忙しい事と思います。
また夏期講習を終え頑張った成果が出た方はそのままGO!ですね。
そうでない方の参考になれば…という内容です。
Sの志望校別の模試の結果は20%。今までの中で最悪でした。目眩がして本能的に回答を読むのを身体が拒否する程でした。いつもは強気な息子もショックを受け泣きながら「志望校変えた方がいいのかな」と呟いていました。
追い討ちをかけてはいけないと気持ちを引き締め「まだ9月だよ、これからこれから!Sの先生にも相談して考えよう」と笑顔で慰めましたが、かける言葉を選び本音をひた隠しにするのが辛かったです。
すぐにSの先生に相談すると「記述の練習課題を出していないし、その練習をこれからするので慌てずにいて下さい」との事でした。その学校の傾向に合わせた解答が書ける様にこれから訓練するから大丈夫と繰り返し言われ、志望校は変えずにもう少し頑張りを期待しましょうと言われました。また志望校を変えるにしても社会が得意だから理社の得点配分の高い学校を選ぶようアドバイスを頂きました。
補習的にお願いしているPの先生にも相談すると同じ回答でこれから解答の仕方を徹底していくとの事でした。
改めて回答をよく見ると算数は筆算と式がごちゃごちゃしていて、誤った数字を取り出して式を立てるなど整理されていない事が原因で間違えていました。
国語は回答の周辺をごちゃごちゃ書き連ね言いたい事が伝わらない書き方になり低い得点しか取れない状況でした。
息子に一度国語の解答の仕方をレクチャーすると「解るけど五月蝿いからやめて!」と絶叫されていた為外部の先生をお願しました。
Pの国語の先生を2度お願いし、解答の書き方を徹底的に指導して頂きました。丁寧に見て頂きコツを掴んだ様で、解答の仕方が変わり息子も自信がついていました。
息子は苦手意識がありSの課題も先生に見て貰わずにいた様で、指導をお願いしてからは積極的に課題を提出して見直しもしていました。
記述のある学校の受験で必要なのは全科目の基礎的な力と考え続ける力ですが、国語力が無いと解答が書けない為屋台骨を支えられません。
国語力を整理する事で全体の力の底上げが出来るとその後のテストで痛感しました。
点数や出来なかった事を責めず、何が原因で点数が取れないのかを分析し、必要な対策を塾の先生と相談しましょう。そして大丈夫だよと笑顔で頑張っている子どもを支えましょう。
まだ10月です。親はクールに子どもの熱い闘いを支えて行きましょう。
atsuko ishi:2021年受験生の母
息子くん:Sに通塾
私立偏差値60台男子校(自然豊か自由系)に進学
共働きでの中学受験
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