夢見る頃は過ぎない女の話
あれから一週間経ちました。
ようやく精神的にも、時間的にも余裕ができたので今日はミスiDの振り返り/卒業式の感想を述べていきたいと思う。
まず私はどうしても欲しい賞があった。
グランプリなど全く興味がなかった。
だいたい見てたら分かるかもしれないけど今年のテーマであるあのコピー。あのコピーにぴったりな女の子になりたかった。
ここが優しい世界か??????
授賞式ではゆうこさん(ゆるふわ未亡人ゆうこさん)の隣だった。
エントリー時期が近く、去年1度ツイキャスコラボもさせていただいたことがある。はっきりした性格で、私はゆうこさんのことがだいすき。
式が始まるまで(始まってからも)ゆうこさんは緊張する私の話し相手になってくれた。マジ感謝。ありがとうございました。
同じ列にはうみちゃん(菜花宇海ちゃん)もいて、「水飲んでいいかな?」とか何でもないことをラインで話したりした。数人席を挟んでたけど時たま目が合ってにっこり笑ってくれた姿にかなり癒された。また他のファイナリストと仲良く話してる様子を見て「あー仲良くしてる、すごいなあ」と半ば母親目線で愛でたりしていた。
そうこうしている間に卒業式の配信が始まる時間になった。現場は結構バタバタしてて、「〇〇分遅れてます!!!巻いてください!!!」みたいなカンペが出たり引っ込んだりしてた。
まずご挨拶スピーチで私は緊張しつつも
「これからも愉快痛快に、鎖ゐこうな人生を歩みます」
と伝えさせていただきました。
この言葉をチョイスした理由なんですけど
ひらりちゃん(ひらぐりひらりちゃん)の写真集を先日購入した際、一緒についていたお手紙に「愉快で/痛快なサイコさん」という言葉が入っていて最初はなんやそれってクスっと笑ってしまったんだけど、
こう…後から後から「愉快痛快サイコさん」ってめっちゃうちの理想やん!と思い、卒業スピーチはこれを言おう!と頭の中でずっと考えていました。私は結構ひょうきんというか、常にふざけてたい性格なのでぴったりだと思いました!まさに痛快!ひらりちゃんありがとう!
ツイッターでもその言葉に耳を留めてくれたファイナリストのミヤジサイカちゃんが反応してくれて本当にうれしかった。
いままで繋がりのなかった知らない存在、それに約200人いる中の一人なのに30秒弱の挨拶だけで拾い上げてくれる子もいるのかと感動した。
卒業式はとても楽しかった。正直言うと半数以上存在を把握できなかったファイナリストたちだったのだが「うっわ~~~もっとまこりんが作ってくれたリスト見ればよかった」と後悔するくらい素敵な女の子ばかりだった。
パイプ椅子に長時間座る地獄のような腰の痛みと戦いつつ、見れるかぎり卒業スピーチをする彼女たちを見た。
授賞式では名前を呼ばれたいあの賞が出るまでずっと楽しかった。
この一日で人生が変わるきっかけを掴む女の子を目の当たりにできるのを幸せに思った。
私がこの一年ずっとずっと目掛けて進んできたあの賞で名前が呼ばれなかったときもう全てを察した。
この後も私の名前は呼ばれないなって確信した瞬間仲良くしてくれた女の子と、ずっと支えてくれた友達の顔が浮かんできてひたすら申し訳なさでいっぱいになった。
あと自分にとって自分を希望の光としてたから「おめーには無理だよ」ってステージ上から言われている気がした。
でも泣かなかった。私を越えてそのステージに立った女の子がとても素敵だったから。もうぐうの音も出ないくらいかわいかったから
私が劣ってるとか負けたとかは思ってないけど、選考委員さんは間違ってないし素敵な女の子を選んでくれてありがとって思ってる。サンキュな…
でも本当に欲しかった賞だった。
式が終わった後「ごめんなさい」というツイートをした。
それは誰かへというよりも自分に宛てたものでもあった。
そのあと、式の様子を配信で見ていた友達からラインが来た。
泣いた~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
普通に座り込んで泣いた~~~~~うみちゃんに「どっか具合でも悪い!?」って心配かけてしまうくらい唐突に泣いた
まず、友達が私が開始十数分(卒業スピーチ)以降全く出てこなかったのに最後まで見てくれたというありがたみと申し訳なさと
【夢見る頃は過ぎない】という言葉でもう限界が来てしまった。
ちなみにこの限界の涙はうれしさじゃなく「こんなに寄せてくるなら正規の賞に入れてほしかった」という悔しさからだった。
コピー賞は1人でなきゃみたいなルールはないはずだ。現に昨年ミスiD2020の「人の人生を笑うな。」賞は4人もいる。
正直ひねくれた。この1年で一番ひねくれた瞬間かもしれん。
ホテルに戻りひとしきり宛らエシディシの如く上記ような感じで泣きまくったあと(あの時ツイキャス見てたみなさんすいませんでした)
「フーーーーーーー スッとしたぜ」となり
ポジティブにこの個人賞を受け止めようと思った。選考委員方も私が「夢見る頃~」に執着してたのはわかっていらしたと思う。
「夢見る頃を過ぎても」と「夢見る頃は過ぎない」の違いはもう覚悟だと思う。
前者の方にはもがきや葛藤の美しさがあるから好きだった。でも後者の賞を頂いて、私は私の世界の夢をもう終わらせないという人生の覚悟を感じていただけたのかなとも思った。
私の夢はみんなと同じ歩幅では進まない。人と比べない。いつまでも夢見る45歳♬
このくだらねーーーーー世界で手をつないで踊ろうよ。たくさんの人がいる中から見つけてくれて、1年間見守ってくれてありがとう。ウマが合うなと思ってくれた君はこれからも仲良くしてくれると嬉しいです。
以上!!!!!お疲れした!!!!!!サンキュな!!!!!!
よかったら愉快痛快サイコさんも大好きなオザケンの「痛快ウキウキ通り」聞いてみて
日常で「最高!」と言う時、脳内の変換が「鎖ゐこう」になっている事に気づいたあなた、立派な鎖ゐ子オタクです。いらっしゃっせー!