9割の人が知らない!? 浅草のヒミツ 〜グルメ編〜
こんにちは!余語です。
現在、浅草ツアーガイド、それ以前は人力車の車夫をしていました。最近は、休みの日も浅草をぶらぶら散策しています。浅草に関してはお任せあれ!
今回のシリーズは「9割の人が知らない!? 浅草のヒミツ」
友人や知人、家族などについ話したくなってしまうような、浅草の知られざる魅力や秘密をガイド視点でお伝えしていきます。
前回の浅草寺編はこちら
浅草は美味しもので溢れた街です。今回はそんな浅草の選りすぐりのグルメを紹介していきますね。さっそく「9割の人が知らない!? 浅草のヒミツ〜浅草グルメ編〜」スタートします。
なぜ浅草にはお芋屋さんが多いの?
浅草土産でオススメなのがお芋スイーツ。
代表的なお店としては 大学芋やスイートポテトの名店 おいもやさん興新
明治時代から続くサツマイモ問屋さんが経営するサツマイモ菓子専門店です。1876年創業のさつまいも問屋『川小商店』が、1984年にサツマイモ菓子専門店『浅草おいもやさん興伸』を開店しました。浅草には5店舗あります。
芋ようかんの名店 舟和
創業100年の老舗である舟和の芋ようかん
芋スイーツ店は浅草寺エリアに約20店舗もあります。これだけお店が多いのですが、浅草でさつまいもを収穫できるわけではありません。それではなぜ浅草にはおいも屋さんが多いのでしょうか? その理由は浅草は隅田川沿いであるから。江戸時代に遡ります。
江戸時代は、運搬方法として舟が主流。さつまいもの産地として有名な埼玉県川越。川越から新河岸川、荒川、隅田川とさつまいもを船で大量に運搬していました。浅草は日本橋に一番近い船着き場であり、北関東から米や芋などの特産品が運び込まれていました。そこから浅草に芋の問屋ができ、最盛期には約70軒の芋問屋が立ち並び、多くの芋が販売されました。。浅草へとやってきた船は、江戸の特産品である海苔や貝などを持ち帰り、川越で販売をしていたそうです。ちなみに、さつまいもを使った芋ようかんは浅草が発祥と言われています。このような理由から浅草にはたくさんの芋スイーツ店が今でも残っています。こういう歴史を知ると面白いですよね。
若者に大人気のおみそ汁専門店とは?
浅草の路地裏にある大人気のおみそ汁専門店をご存知でしょうか?
「MISOJYU」(ミソジュウ)さん
MISOJYUさんは日本人の大切な食文化を、改めて味わっていただき、味噌汁をもっと食べてもらうきっかけになりたいという思いで開かれたお店です。
お店では厳選されたお味噌や食材が使われたおみそ汁を頂けます。
いわゆる普通のみそ汁だけなく、ポタージュやポトフをモチーフにした、変わり種のみそ汁も楽しめるのがMISOJYUの大きな魅力。
実はこちらのお店は、日本を代表する書道家・武田双雲氏が結成したクリエイティブチーム「TEAM地球」のプロデュースなんです。
二階にはこのように壁一面に作品が飾られています。
MISOJYUさんは朝8時から営業しており、朝のツアー前によく立ち寄りました。厳選された食材を使った味は格別で、新たなおみそ汁の楽しみ方を再発見できるはず。ぜひご賞味あれ!
日本で最初のバーは浅草の「神谷バー」
浅草発祥のグルメはたくさんあるんです。
例を挙げると、
定食
天丼
バー
カツカレー
もんじゃ
ねぎとろ巻き
ラーメン屋
※発祥に関しては諸説あります
今回はその中でも日本で最初のバーを紹介します。
「神谷バー」
創業は1880年、今から約140年も前です。
「神谷バー」は現在も営業しています。
住所東京都台東区浅草1丁目1番地1号で覚えやすい。
現在の建物は1921年に建てられ、大正時代からほぼ変わらない形で現在まで残っているんです。昨年で100年経ちました。凄い👏
神谷バーの歴史
神谷バーで有名なのが「デンキブラン」
電気〇〇を今で言うと〇〇テックとかですかね。
神谷バーに行った際はぜひデンキブラン注文してみてください。
江戸時代末期から続くお蕎麦屋さん
江戸時代末期から続く老舗「尾張屋」さん
このそばは、「尾張屋」さん名物の天ぷらそば
どんぶりからはみ出すほど大きな海老の天ぷらが2本。そして衣は、はじめはサクサク、つゆが染みてからも美味しいんです。ぜひお立ち寄りあれ!
最後に…
ここまで読んでいただきありがとうございます!
今回紹介できた浅草グルメはほんの一部でしかありません。浅草は美味しい食べ物の宝庫の街です。次回以降もグルメ編・第二弾を考えています。
それではまた!!
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