2024.07.17 答えはシンプル

最近は若手のお客さんに対して、ブランディング研修を実施しているのですが、創業まもないとき、ある伝統的4大式場のブランディングに関わらせて頂いたことを思い出しました。

その中で映像を制作したのですが、出来るまでに坊野やビデオグラファーの澤木くんと何度もやり直しをして、出来た作品でした。
ドローンが飛ばせないアクシデントもあったり、正直なかなか思い通りいかず、初めてのことも多かったので、すごい大変でした。
でも、こうやってみんなで一つの作品が出来て、無事公開できて、いろいろな人から本当に素敵な作品だと言われた瞬間に、やって良かったて思えたことを覚えてます。

お客さんのためにや、世の中の顧客に刺さるためになど、そういったことに全力を注げるのは、本当に素晴らしいことだと思います。
日々業務に忙殺されてしまうと忘れがちになります。

私がコロナ下でブライダル業界で目の当たりにした業界のボトルネックを思い出しました。
どの現場のプランナーも気付かぬうちに、カップルに対してのリスク対策のみで、業務をこなすことでいっぱいいっぱいになり、それぞれのカップルに向き合う事を出来なくなっていました。

こんなやりとりを覚えてます。
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『前月はなぜ目標いかなかったの?』
『ゼクシィのネット更新がまだまだ足りませんでした。。ゼクシィさんにもそう言われました。』

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『なんでそんなにずっと調子いいの?』
『誌面が良かったからだと思います。ゼクシィさんもそうおっしゃってました!』

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あれ、なんでカップルの話が全く出てこないんだろ。集客ミーティングだったらまだしも、なぜ店舗全体の会議でゼクシィの話だけなのだと。。

気付かないうちに、その場の報告に囚われ、細かい数字の話ばかり、、こなすことが目的になり内容も聞いたことをそのまた報告するだけ。
考えること自体を放棄している。
でも、大切なことはもっと単純でシンプルだ。

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『なぜ目標いかないの?』
『今のカップルに他よりいい結婚式が作れてない。』

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『なんでそんなに調子いいの?』
『うちに合うカップルが喜ぶ結婚式を提供できました!』

ただ、こんなことだったりすると思う。
その理由について、全力で考えることのほうが健全だし、長続きする事業になる。
だって、ラーメン屋やっててお客さんこないのに味を疑わないなんてことおかしいし、お客さんが来続けてくれたらやっぱり美味しいものを提供していると思う。お客さんにとって、どう美味しいのか、どう不味いのかを考えないと。それがあってはじめてプロモーションなのだと思う。
だから、わたしはブランディングする前にまずありたい姿(ブランドアイデンティティ)は何かを設計することに時間をかける。
そうすることで商品の価値にも向き合えると思うからである。

本質はいつもとてもシンプルで、商品を提供するカスタマーを幸せに出来ているか、ただそれだけなんだ。
失敗してるときはいつも同じである。
カスタマーの幸せを考えられてないだけなんだ。

僕らも忘れてはいけない。
価値を提供したいエンドユーザーがどう感じるのか、、それを考えられなくなったらきっと失敗するということを。
生々しいリアルを大切に出来る会社が勝っていけるんだということを。

そして、それを考えてるとき、それを提供出来たときが何よりも僕ら自身が楽しくて幸せなのだということを。

僕らBuddyCompassは関わるクライアントやカスタマーのバディとなって、
常に道しるべを提供していかないといけない!
だからこそ、
『カスタマーを想像し、価値を創造しよう。』

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