見出し画像

インバウンド現場リポート:キャリアチェンジのためのセルフコンサル公開



ミシュランの星が世界で4番目に輝く街、大阪より、皆様こんばんは。外国人向け料理教室Osaka Kitchenのよーこです。

今回はインバウンドから英会話教師にキャリアチェンジするまでのあれこれです。

前回のレポートでは、外国人のお客様が嘘みたいに減っていった様子を書かせていただきました。3月17日に最後のお客様と肉じゃがを作ってから今日まで1ヶ月間、料理教室のお客様はゼロ、つまり売り上げもゼロが続いています。インバウンドで一番の稼ぎどき(去年は1/5の売り上げが4月でした)の4月にのんびりしているなんて!ほんとうに悔しい!そして、財布も厳しい!

画像1

しかし政治家に文句を言っても、誰も今月の家賃は払ってくれません。今は自分にできる事をするのが一番!という事で、自分にできることを必死で考えてみました。 セルフコンサルですね。結論から言うと、これがとっても精神衛生上良い効果があったので、こちらの覚書もまとめておきす。

■アルバイトをする?

今できること!と思った時に一番簡単なのはアルバイトに出ることでしょう。時給をもらう方法も、働く場所によってはとても意味あることだと思うのですが、今は緊急事態。料理教室と親和性のあるレストランは軒並み休業。

そして何よりも、一度自営業になった人間はアルバイトに戻ってはいけない気がするのです。不安だからといって自分の時間を切り売りしてしまうのではなく、この時間は考えることに当てた方がいい!ピンチはチャンス!

ということで、勇気をふりしぼって、アルバイトの道を絶ちました。がんばった、私!えらいぞ!


■これまでやってきたこと

料理教室以外に私にできること、、、、頭の中で考えていても鬱々とするだけなので、ネットで拾った情報を元にスケッチブックを購入。マインドマップやら何やら、書き出してみました。大きな白紙になにかを書くなんて子供時代以来でしたが、意外にスムーズに手も動き、考えも整理できました。セルフコンサルの基本はモヤモヤの顕在化。頭のモヤモヤを紙にぶつける作戦、おすすめです。

画像2


まず、これまで自分のやってきたことの棚卸をしてみました。私のこれまでの在庫能力は3つ。

◯英語

料理教室で鍛えた話す力と貿易事務時代のメールのやりとりで鍛えた書く力。じつは去年から友人に頼まれてマンツーマン英会話教室もひっそりと開催していました。

◯料理、とくに発酵

料理人の経験がないので、料理の腕、とくに厨房に立ち続ける体力がない!でも、料理本を読むのが好きなので、体系的な知識は一般の人よりもあるはず。そして、ストーカーのようになっている小倉ヒラク氏のおかげで去年はロンドン、ダブリンで教室開催できるほど発酵には詳しくなれました。

画像3

◯人に教えること

料理教室をやったり、英語を教えてみて気がついたんですが、「教え方がうまい!」とほめてもらえることがよくありまして。もしかして、これって私の得意なことなのか?と人生も後半に入ってから気づきました。嬉しい!ほんとに嬉しい!


■これからできそうなこと

この3つの在庫能力を組み合わせてみると出来てくるのはこの3種類。

英語料理 / 英語教える / 料理教える

●英語➕料理=外国人に料理を教える、または和食を英語で発信する。

●英語➕教える=英語の先生

●料理➕教える=日本人向けに料理を教える仕事

外国人のいなくなった今、できるのは、英語教師か料理の先生。


■PDCAのC:料理の先生

前回のnoteでも書いた通り、3月10日に友人宅で子供向け料理教室を開催してみたのでいわゆるPlan, Doまでは完了。Checkしてみます。

Check: Positive/やりがい半端ない

目の前で子供が喜んでくれるのは本当に嬉しい。作ったお寿司持って「これ、お母さんが仕事から帰ってきたら見せるから食べないでとっておく」とか言われたらハートぶち抜かれるでしょ!楽しかったなー。ご両親も喜んでくれたし。

画像4

Check: Negative/段取りと収益そして安全性

時節柄Osaka Kitchenに来てもらうのではなく、私が先方におじゃまする形になるので、私の移動時間と交通費がかかる。これが地味に利益率を下げてくるんですよ。そして、ぶっちゃけてしまうと、英会話教室に比べて、単価が低い!英会話教室に5000円は普通でも、料理教室に5000円ってちょっと高いな、と思っちゃいますよね、そこのあなたも!

そして、安全性。4月に入り、もう電車に乗ることはできなくなってしまいました。比較的子育て世代が多い郊外エリアにはもういけない、、、オンラインを検討することも含め、こちらのActionとしては残念ですが一旦中止、とします。

■PDCAのC:英語の先生

Check: Positive/友人生徒

職場であるキッズプラザに外国人が押し寄せてきて、困っていた友人からの以来で1年近くひっそりと開催していたマンツーマン英会話教室。彼女のおかげでPDCAは何度か回していました。

画像5

(ネリさん、ありがとう!)

やってみて意外だったのは、私が楽しい!生徒さんの進歩、英語に対する恐怖心の克服、自信をつけていく様子を見せてもらえるのは本当に喜びです!

料金は45分3500円。月2回程度。一般の人が習い事にかけられる予算を考慮すると、ここから料金を上げることは難しいと判断しています。

Check: Negative/友人生徒

宿題の添削が大変。45分間でできることには限りがあるので、毎回必ず宿題を出しています。レッスン前に送ってもらって、私が添削、レッスン時にテキストとして使用しているのですが、、、これがけっこう大変。

段取りが大変。生徒さんと私の都合に合わせて次のレッスン日を決めていますが、レッスン日を間違えていたことも正直ありました。今は料理教室がないので、大丈夫になってしまいましたが、、、

ということで、英語の先生のActionはKeep going!としました。


長くなってしまったので、一旦ここで止めます。外国人向け料理教室から英会話の先生になる!と決めた背景を長々書き連ねてみました。

まだまだ収入は不安定ですが、方向性がきまったので一安心です。続きはまた今度!

いいなと思ったら応援しよう!

Osaka Kitchenのヨーコさん
現在準備中のオンライン料理教室に必要な照明などの機器購入にに当てさせていただきます! 購入後のレポートもお楽しみに!