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インバウンド現場レポート:昨対マイナス100%になるまで

ミシュランの星が世界で4番目に輝く街、大阪よりこんばんは。外国人向け料理教室、Osaka Kitchenのよーこです。

昨日、観光庁が3月の訪日外国人旅行者数が前年同月比93%減と発表しましたね。4月の今は93%どころか100%減となっているはず。

コロナ被害の最前線にいるインバウンド業界で働いているものとして、現状をまとめておくことにしました。同業の方の参考にもなるといいな、と思いつつ、まずは3月分。

結論としては、コロナ終焉が見えない今、私はインバウンド以外の仕事をどう見つけるか、に全力を注いでいます。

個人事業主である私は、個人でできる仕事量に限界があることから、インバウンド以外の仕事をして、キャリアが散らかることをとても心配していました。とはいえ、友人からのリクエストがあった時には翻訳や英会話レッスンの仕事を細々とやらせてもらっていました。

インバウンドと親和性のあるこの分野に収入源をシフトする。3月はこの流れを模索した1ヶ月間でした。

4月からは英会話教室のプログラムを考えるのと同時に、オンラインでの料理教室の準備を進めています。こちらは、また別のレポートにします。


■1月末

コロナウイルス、という名前がニュースで聞かれるようになったけれど、まだ”中国の病”といった感覚でニュースを見ていました。ダイアモンドブリンセス号とか、武漢にマスクを送ったりしていた頃、覚えてますか?まだたった3ヶ月前なんですよ。

道頓堀にも 武汉加油 という旗がかかっていました。

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(写真はフードツアー開催の2月12日に撮影、まだ人の多い道頓堀)


■2月はじめ

もともと2月は1年で最も外国人(この場合欧米系)が減る時期。中国人のお客様が少ない私は心配しつつも具体的な対策は取っていませんでした。日本での感染拡大も心配だけれど、私の主な客層であるアメリカ、ヨーロッパにはまさか影響がないだろうと思っていたんですよね。甘かった、、反省です。


■2月半ば

じつは、3月頭にシンガポールでの料理教室開催を段取りしていたんですが、徐々に行きにくい雰囲気になって泣く泣くキャンセル。シンガポールでも感染が広がって、料理教室、といった雰囲気でもなくなってきていました。

このころから、インバウンドで一番の繁忙期である3月末から4月中ばへの影響が心配になってきました。海外の旅行代理店から、日本の状況について聞かれるようになってきたのもこのころ。


■2月末

友人経由でちょっとした翻訳の仕事を受注。急ぎの納期もらくらく対応できてしまった(涙


■3月はじめ

3月が始まると、急にイタリアでの感染が広がり、イタリア人のお客様から「家で子供とパン作ったよー」「出かけられなくてヒマ。することないから、餃子のレシピ教えて」なんてメッセージが届くようになりました。

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徐々にキャンセルが出始め、インバウンド以外の仕事ができないかの模索を始めました。


■3月11日

インバウンド以外の仕事として、友人宅で子供向けお寿司作り教室を開催。好評だったものの、集客の方法と利益率、なにより安全性に自信が持てず悩むことに。

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■3月17日

最後のお客様がアメリカから来阪。アメリカでも徐々に感染が広まっていた頃でもあり、少しビビってはいましたが、いつも通りの楽しいクラス。

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しかし、 ここからしばらく予約は途切れ、昨対マイナス100%の日々が始まりました。

取り急ぎ、家賃支払いのため、緊急時用定期を解約。収入は友人向けに開催していた英会話教室の週5000円のみ。

クラウドワークスなどで翻訳系の仕事を検索してみて、単価の低さに呆然としてみたりもしました。これなら、まだウーバーイーツの配達の方がいいのでは、との思いがよぎる、、、


■3月20日 

ヨーロッパでの感染が広まり、キャンセルの嵐に。10件ほど入っていた4月の予約がすべてキャンセルとなってしまいました。インバウンド収入が全く見込めない4月、、、去年は4月だけで年間売り上げの1/5が稼げたのに、、、

たったの1ヶ月でこんなにも状況が変わるなんて、と絶望を感じつつ、立ち止まっていても仕方ない!と自分で自分に気合を入れる日々。

数ヶ月単位でインバウンドの仕事はできなくなる覚悟をしたので、代わりに英会話教室の準備を本格的に開始。他社の研究をして、フィリピン人教師のオンライン教室は25分200円!という単価だと知る。愕然。

手始めにzoomを使ったオンラインイベントに参加。安全性などの不安もあったけれど、実際にzoomを使ってみたことで、問題点よりもメリットの方が大きいことを実感。


■3月26日

インバウンドガイド業の友人の大阪城撮影会に同行。私と同じように仕事がなくなってしまったため、Youtube用動画を作成中の彼。しんどい状況の今どうがんばるのか、具体的に話し合えてホッとするひとときが過ごせました。

撮影のお手伝いをしつつ、スタビライザーの使い方などを教えてもらう。撮影もちゃんとした機器が必要かと思っていたがi phoneで十分とわかり、一瞬Youtuberになろうかと考えるが、とりあえず英会話教室に集中することに。

ただし、動画への対応は必要になってくるはずなので、今後も調べることを決意。

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■3月30日

初めてのオンライン英会話レッスンに挑戦。モニターとして、料理教室に参加してくれた高校生が生徒さんになってくれました。小さなトラブルはあったけれど、とくに大きな問題もなく終了。

好きな漫画”ハイキュー”を教材に使ってみることにした瞬間、彼女の目が輝いたところまでオンラインでも確認できたので一安心。


4月に続きます!

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Osaka Kitchenのヨーコさん
現在準備中のオンライン料理教室に必要な照明などの機器購入にに当てさせていただきます! 購入後のレポートもお楽しみに!