花咲く土曜日
名古屋の3日間は心身に堪えたようです。疲れた😅行楽日和の朝を迎えた岩手でしたが、家でダラダラから始めてみました。
映画『山女』
遠野物語から着想を得たという映画『山女』。ずっと気になってました。アマプラで見られるようになっていて、有料でしたがポチッとして見ました。
こちらは公式サイト。
東北弁が自然です。目や体の動作、光の差し加減でメッセージを伝えてきます。
早池峰山を中心にした、神遺(かみわかれ)神社の三姉妹伝説や、山男、山女、白髭水(崩落による大洪水)などの伝記も織り交ぜられていて、グッと引き込まれました。
「ちゃんと、早池峰山さ行ぐんだぢゃ」
(ちゃんと、早池峰山に行ってちょうだいね)
この言葉は、染みました。
早池峰山は霊山として信仰の対象にされてきました。お山に行けばキレイな花や雄大な景色だけでは無くて、白装束の山伏さんであったり、色々な思いとともに登る方や、早池峰山に昇られた方との出会いを求めて登る方との出会いも有りました。
恐山のような独特の異質感や悲壮感は早池峰山にはありません。また人々も悲しさとか、そんな感じはなく、爽やかな笑顔の中で、『あぁまた会えたね』『また来れたよ』という言葉が自然に会話の中で出てきます。
私はその会話にどうして良いかいつも分からずに、ただその方の意識が私に移るのを待つだけでした。
この山には何が有るのかな。そんな途方もない事を考えもしましたが、壮大で今でも整理はつきません。徒然なるままに、求めようとするから得られない、そんな感じです。
早池峰山には三姉妹の末っ子、瀬織津姫が居ます。川沿いにある桜の木のように、罪を清め穢れを祓う水の神様で、1度の罪は許してくれる、といういわれが有ります(おおはさま物語より)。
瀬織津姫は朝廷によって消された神とも言われます(『エミシの国の女神』より)。この追われた神は、早池峰山の神様になりました。
そんな背景もあって、いい表現ができませんが、追われた人を暖かく迎え入れる素地が早池峰にはあるのかな、と思います。
ここに居るといつも居心地が良いのは、きっと神様が『あんたずいぶん辛そうね!』って思ってくれて、ちょっと優しくしてくれるからかも知れません。逆に雨風強いときはもっと頑張れ!ってときなんだろな。
遠野郷には直列現象が見られますが、伊豆神社と早池峰山の山頂を結んだ先には北極星があります。
その間には霊場、恐山があります。どちらも開祖が慈覚大師円仁と云われているのが、また不思議なところです。
桜が咲きました。
この一週間は気温高かったせいか、あらゆる花がパカパカ咲いています。午後はワンコ散歩。
気温も20℃を超えて『ついでがれね(ついていけない)』と近所のおばあちゃん。
スパイスカレー
気分転換に夜ご飯を作ってみる。
セロリっていい香りするんだなと、みじん切りにしながら発見。この香りはスパイスに合いますね。
これ美味かったです😀
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