【登山】花と祈りの岩手山
てんくらAの岩手山、朝からすっぽり雲に隠れて。薄暗い森は夢の中のようで、とても幻想的です。足元には常にお花。雨降る森は、雫が潤って活き活きしていました。
ナラやブナの森が火山特有の砂礫に変わり、早池峰のような岩稜も楽しめる岩手山は、やっぱりスケールが大きい。特有の香りも懐かしみ、歩かせてもらいました。
今日は登頂はせず、1600メートル付近まで登ってお花を楽しみ、雲の中でコーヒーして、下山してきました。
今日は幸いにも風がなくて、鳥の鳴き声が良くこだまする1日でした。森の中では、木の中からピイピイと元気な鳴き声が聞こえてました。
砂礫に出ると、岩場のお花畑が鮮やかに。
皇紀二一〇〇
〇〇の部分は、割れて無くなった側に彫られているはずです。調べると皇紀2600年(1940年)の石碑でした。『武運長久祈願』とあって9名の方のお名前が掘られているようです。太平洋戦争への出兵でしょうか…。当時は徴兵制がありましたから、刻まれたのは20歳の青年のお名前、現在は山頂を向いて安置されています。
雨の岩手山は、山頂には行きませんでしたが、とても満足できた山行でした。美しい花を守る岩手山の大きさや強さを感じて、かつての信仰に思いを寄せて。
別のコースも歩いてみたい。
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