見出し画像

【登山】やっぱり楽しい岩手山

ベトナム滞在中に岩手山に登りたくなって、帰国してから登ってきました。

最近火山活動に動きが見られるということで、8/22に県で審議が行われましたが、現状は入山規制等は無く、これまで通り登れます。

ムシムシ暑い樹林帯を抜けると、
風が爽やかに抜けていきます。

しかし下からは雲が湧いてきて、やがて私も雲中人に。涼しくてよかった。

ガスを抜けて、7合目からの外輪山。
さわやかです。
 8合目避難小屋。
活気があっていい感じ。
湧き水が冷たくて美味しい。
この湧き水が楽しみで来ました。
蘇ります。
『そっちキツイですよ!』と言われるも、
すみません、
こっち好きなんでと、最後の砂礫を登れば、
穏やかな外輪山。

タイミング的に、ひとり静かな山頂になりました。

山頂ではセミ、キアゲハ、アキアカネが、あちこちから飛んできます。弱ってるのかなと思ってセミを触ってみたら、ジジ!ジジ!と叫びながら空に消えていきました。ジジィ、に見えたかな。

奥羽山脈の一員ながら、
ひとりだけ街の方に突き出た岩手山。
遮るものがない山頂は、
そのまんま風になれそうです。

涼しい外輪山を一周します。

屏風岩とモクモク雲。
その上を龍神雲。
積乱雲を同じ目線で見ることもないな。
妙高山と薬師岳(岩手山山頂)。
山肌の色合いが独特。
振り返ると、
龍神雲は朱雀のようになっていました。

外輪山を歩きながら、奥宮様に向かって手を合わせます。

避難小屋に戻ってホットサンド準備してたら、忘れ物。ライターがない。バーナーに着火装置がないので、ライター必要なのす。山頂サンド諦めて、おにぎり一個頬張って下山開始です。

下りは樹林帯を選びました。
雲の中で、涼しい。

下りが長い。飽きて集中も薄れがち。なんとか転ばずに、下山。水分は往復で3リッター消費しました。

8合目と同じように登山口にも湧き水。
最高です。
岩手山は雲の中。

着替えて、ストレッチしたら、

サラダチキンと千切りキャベツを、
無理矢理サンド。

ライターを車中に発見。

パンにマーガリン塗ってチーズを挟み、コンビニで買ってきた時短具材を乗せる。サンドできるか不安な厚み、ギュッと挟んでなんとかする。

両面とも焼け色を確認しながら、ごく弱火で数分。今回は良い色に焼けました。まだ熱かったのですが、キッチンペーパーで挟んで美味しく頂きました。

お花もいつくか見られました。

ミヤマホツツジ→オオバギボウシ→クサボタン→オオバタケシマラン→リンドウ→コマクサ

昆虫たちは、

たくさん飛んでたヒョウモンチョウ→キアゲハ→アブラゼミ→アブラゼミ→バッタ→エゾゼミ→アキアカネ。

とても穏やかな外輪山でした。

トンボやセミが飛び交って、雲は眼下で止まっているよう。緑豊かな平原が見えます。田んぼは黄金色になりつつあります。

岩手山が噴火したときのことを思うと、今のこの平穏は当然ではなく奇跡なんだなと感じます。

(だから楽しく生きる)

岩手山には、そんなことを教えてもらった気がします。

多田等観さんはお孫さんに『息』をしてるだけで幸せなことだと説いてます。『息は、自らの心』なんだと。

自然に触れて、いろんなことが繋がっていく感覚に浸れました。

岩手山の馬返コースは、バリエーションが豊かで距離もあって、さらには恵みの水まであるという、やっぱり楽しいコースでした。

いいなと思ったら応援しよう!