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空に広がるすべての星は

高1の時は下宿生活だった。足の悪いポメラニアンのポンタと、名前を忘れた洋猫も同居する2世帯+6名の下宿生の一人だった。

そのうち大学生も二人いて、悪いことは大抵教わった。

みんな仲が良くて、週末は高1ながら賭けマージャンをして、チートイツーでセコい上がり方をするクセ物だと一目置かれた。

「キミ英語できるよね?」

マレーシア帰りだからか、そんな一目も置かれ、高3のメンバーとバンドを組んでガンズを歌った。学祭では練習と違って声が出ず、体育座りして聞いている同級生からの声援が余計にパフォーマンスを下げる結果となった。

完全に、実力不足。

それでも、バンドは楽しかった。
ギターを始めるきっかけは、バンドメンバーでドラムのT君(上下関係が分からず、先輩を君付けしていた)の影響だ。

楽器は基本何でもできるT君は、Firehouseのこのソロがカッコいいよな!と言ってAll she wroteのギターソロをよく聴かせてくれた。

何が良いんだろう?正直そう思ったが、楽しそうに弾く彼をみて、面白そうだとギターを志した。

バイトして貯めたお金で高校を休んで(笑)、エレキギターを買いに行った。

アンプは仙台のうつぼ楽器で、フェンダーのチューブアンプを買って帰ってきた。数千円だったと思う。チャリのカゴに重いアンプを無理やり入れてきたので、カゴが変形してしまっていた。

ロックやヘビメタのバラードがカッコよくて、本当に頑張って練習した。

この曲は、メロディーから好きになったものだが、あとになってから、その歌詞の美しさを覚えた。

Firehouse - Love of a lifetime.

スネアさんきっと、美しい経験を積んできているんだろう。それをアルペジオに乗せて声を奏でられるのは、最高に素敵すぎる。

every star up in the sky was…
空に広がるすべての星は、

青春過ごしたな。

素敵な曲と、愉快な出会いをありがとうございました。あなたが居てくれたから、みんな出会えました。

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