『行を得て業を捨てる』塩沼亮潤さんの言葉に。
車中ではポッドキャストをよく聞いてます。
その日の気分でお笑いとかニュースとか、普段聴かないような音楽とか、色々選べるの、良いですよね。
そのポッドキャストで先日聴いたのが、1300年間で2人目の『千日行』達成者である塩沼亮潤さんが、ゲスト出演されたラジオ番組でした。
宮城の方は馴染みがあるかも知れませんね。
その、千日行の修行の流れは次の通りです。
まず午前零時前に起床します。
お寺から大峰山までを往復します。
距離にして往復で48kmの登山道です。
お寺に戻るのが夕方3時半くらいてす。
これを1年間のうち120日間(いわゆる無雪期)毎日行います。
さらにそれを9年継続して1000日に至ります。
1ヶ月目には足の爪がはがれ、
3ヶ月で血尿が出る。
食料はおにぎり。栄養失調に陥る。
また、腰には刀鍛冶に作ってもらった刀を提げての修行。失敗したら命を断って行を終えるとか。。
過去にそうした方はおられないようですが、こうして書いてるだけで、もう私は心が折れそうです。
難関の荒行を成し遂げて、宗教的には大阿闍梨(だいあじゃり)となりましたが、ラジオから聞こえてくる声は暖かく分かりやすく、親しみやすい印象です。
20分くらいのゲスト出演のなかで印象に残った言葉が『行を得て業を捨てる』でした。(ラジオで拝聴した言葉を漢字に起こしたのですが、合ってるかな?)
『成し得たから偉い』じゃなくて、取り組むことで自分自身を高めることが大事、と。
心の中をスゥッと明るくしてくれた言葉です。
ネットで検索すると、塩沼さん(と気軽に呼んでいいものか)の記事や動画がたくさん出てきますので、ご興味のある方はご覧になってみてください。
ラジオの最後の言葉を聴いて、多くの人を惹きつける理由が分かった気がします。
『千日行に挑戦したい若者が出てきたらどう答えますか?』
との質問を受けた塩沼さんの答えは、、、
『やめとけって言います』
(大爆笑!)
塩沼さんがご住職を務める慈眼寺さんの
(とっても素敵な)
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写真は、私の好きな著書『ゆるす言葉』。ダライ・ラマの言葉を、素敵な写真で彩ります。
山に行けないときは、読んで心の洗濯をするんです。