見出し画像

私の好きなカバーソング(95)「Golden Earrings(黄金の耳飾り)」ケニー・ドリュー、レイ・ブライアント、ペギー・リー、ザ・サウンズ、ちあきなおみ

この曲を知ったのはケニードリューさん(1928-93)のピアノで、レイブライアントさん(1931-2011)のピアノを聴いて好みの曲になりました。どちらもエモーショナルでいて気品ある、これぞジャズピアノトリオと言える王道の演奏ですね。
1946年に米国の作曲家ビクター・ヤングさんが書き、翌年同名映画の主題歌として使われてます。ジプシー音楽からインスパイアされ「チゴイネルワイゼン」がべースになってる曲ということで、映画ではマレーネ・ディートリッヒさんが歌ったようです。なおヤングさんは映画「エデンの東」の主題歌や「星影のステラ」「My foolish heart」など多くの名曲を書いてます。
ケニードリュー・トリオ版です。

寡作だったレイブライアントのトリオ版です。名盤の誉れ高いアルバムです。

ペギーリーさんは映画公開と同じ時期にリリース、ヒットしてこの曲が拡がったようです。歌詞は”もしあなたの恋人が金のイヤリングをしていたら彼女はあなたのもの”というジプシーの伝説が基になっています。

1965年、フィンランドのギターインストバンド、ザ・サウンズのバージョンです。日本でもシングル盤が出てたんですね。エレキギターブームの頃でしょうか。日本の歌謡曲を演奏するベンチャーズみたいです。ベンチャーズは一時期毎年のように来日して日本でもファンが多かったですね。

ちあきなおみさんは1982年に「愛の形見」というタイトルでこの曲を歌っています。日本語の詞は原曲と関係なさそうで「金のイヤリング」という言葉は出てきませんが、さすがはちあきなおみ、歌唱力・表現力が半端ないです。


この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?