私の好きなカバーソング(90)「Where or When(いつかどこかで)」ソニー・ロリンズ、ダイアナ・クラール、レイヴェイ(Laufey)、ジェーン・バーキン、クリフォード・ブラウン
1937年にミュージカルのために書かれた曲で作者はリチャード・ロジャース&ロレンツ・ハートという米国の曲作りの黄金コンビです。
いつどこでかわからないけど
前にもこんなふうに語り 見つめあったよね
君はあのときと姿も笑顔も同じ
初めてのときのことが また起こってるような
前にも笑いあい 愛しあったような いつどこでだったかなあ
という歌詞で、(嘗ての?)恋人同士が再会したときに感じる既視感を表現してるようです。
曲を知ったのはソニー・ロリンズさん(1930-)の1993年の「Old Flames(邦題 薔薇の肖像)」というアルバムです。ピアノの名匠トミーフラナガンをバックに豪快なロリンズ節全開で楽しくなります。
ジャズシンガーでピアニストのダイアナ・クラールさんの2009年のアルバムからです。
Laufey(レイヴェイ)さん(1999-)はアイスランド出身の中国人、今は米国で活躍中のシンガーソングライターです。自作曲だけではなくジャズスタンダードも歌います。この作品は7月にリリースされたばかりです。
声が個性的でまだ若いのに独特の雰囲気を持っています。イチ押しでございます。
天に召されて1年になる、フレンチ歌姫ジェーン・バーキンさん(1946-2023)の1975年のアルバムからです。
おしゃれで素敵な女性ボーカルが続いたので最後はレジェンドトランペッター、クリフォード・ブラウンさん(1930-56)です。マイルスとはまた違って音色が豊かで柔らかい感じがします。