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最近遊んだゲーム雑感【2024年3月号】

3月はぼんやりとした月だったような気がする。

逆転裁判2

 成歩堂セレクションより。ロジカル+パズルアドベンチャーゲームは何でも面白いのだが、当シリーズは「逆転」をテーマに掲げているだけあって、ロジカルなのに展開があわただしく変化することや、熱血的なドラマがあるのが魅力。

 1を遊んでから時間が経っていたため、ゲームの空気感や基本ルールを「短期記憶喪失の主人公」を用いて説明してくれるのは非常に親切だと感じた。同時に「3以降も毎作記憶喪失になっていたらどうしよう…」と不安も走る。「毎作真宵ちゃんが犯人に仕立て上げられてたらどうしよう…」という不安もある。

(ダンガンロンパのシステムだと思っていた)

 今作から導入された新システムとしてサイコ・ロックがある。突然キャラクターの周囲に鎖と錠が現れる演出はなかなか決まっている。特に登場した章で一番最後に開錠する相手が千尋さんなのは非常に良かった。一方で証拠が集まっていなくても挑戦できてしまう分、法廷バトルより難しい。ただでさえ進行フラグを立てるのが難しい捜査パートの難易度が上がっている。

 3章が無茶なトリックの連続で、まさに冥のような反応をしてしまった。胸像を持ち帰るサル、殺せる保証が無い殺害方法、マントが偶然被さった、証拠品は部屋で燃やした、胸像は車いすに隠した…。

 葉中未実が好き。普通なら恨みを買うだけの理由がありそうな被害者が無謬だったとか、本当に医療ミスはあったが この機に被害者が原因だということにしてしまおうという図太さとか。「被害者のせいで過労によりミスが生じるほどの状態に追い込まれた」という見方もあるが、被害者の下で働いている職員は彼女だけではなく、被害者は特別彼女だけに厳しくしていたわけでもない事が伺えるため個人的にはフォローしにくい。 

 その上で事故死した妹になり替わり、妹のフリをしてく中でオカルト好きを演じるのが苦痛だったと言ってしまうあたりが好きだった。


Loretta

 夫の浮気を知った妻が、夫を殺害し、保険金を手にし、自分の人生をやり直そうと奔走するサスペンスADV。金に目が眩んだ殺人マシンたるロレッタの姿が壮絶であるとともに、裏地にあるミステリもしっかり面白い作品だった。なんかCS版が出るようなニュースを見た。やった!


奇天烈相談ダイヤル

 ブラウザで遊べる無料のADV。怪異に会った人々からの電話相談に乗り、膨大な量のマニュアルと相談内容を突合し、相談主の話す怪異が本物か偽物か判定していく。怪奇ブーム真っ只中のレトロ雰囲気が非常によく、導入だけで結構やられた。

 無関係な質問をすれば怒られ、怪異が誤りである際はどこが違うのか指摘しなくてはならず、慣れるまでは難しい。マニュアルが細かく読み応えがある。事務処理ゲームとしてはペパプリに近いものがあるかもしれない。

https://x.com/horakai_games/status/1733282493690986740?s=46&t=iShEkndQE3CtHTqUPnK5iw

(と思ったらインスパイア元として明言されてた)

↑ かわいい子供の話を聞いてると思ったら、夜中に女子トイレに侵入してて「なにしとんねん」になった。


4月26日に制作者の過去作と合わせてsteam版が発売する。本音を言うとCS機でやりたい(持ち運びたい)手触りなのだが、キーボード入力が必須なので難しいかな…というかDECKでも無理そう。


NUTS

 昼にカメラを設置し、夜に録画した映像を確認し、リスの行動を追跡するゲーム。概要から「そのゲーム面白いの…?」と感じるかもしれないが、これが面白いのだ。

 3台のカメラを利用しリスを追跡する。リスがどこから来たのかビデオを注視する。テンポよく昼と夜が進行していくため、試行と結果、再試行を短期間で繰り返すことになる。このサイクルは中毒性があり、止め時を失ってしまう。

 少しずつリスの来た方向を追跡するのもいいが、時間がかかるし、その方法を取るにはカメラの台数が多すぎる。つまりプレイヤーは地形を見て、リスが通りそうな道を推測するギャンブルを行うことができる(この勘が当たるとまた楽しい)。そして辿り着いたリスの巣にはダイナマイトが……という具合だ。

 ステージを進めるごとに、森が直面している問題を明らかにするごとに、ゲームは緊張感を強めていく。リスを撮影していただけなのに…状況はどんどん悪くなっていく。

(ラストは探索癖のせいで「この木の枝を伝って対岸に行けないかな…」で進行してしまった)

 放棄された過去のキャラバンに辿り着き、機材を組み立てるとまだ生きていることが判明し、リスを追跡し…リスに導かれ船に辿り着く。盛り上がった一方でエンディングについては「突然終わった!!」と感じてしまったので考察の力を借りた。

さすがにこの題材で「環境破壊最強!」みたいな結論にはならないはずなので、パノラマ社は自らが脅かしたリスと、自らが放棄した船のせいで告発されるのだとは思うが、そう確信できるだけの描写がなく、逆に主人公死亡説に説得力が出てしまうのは良くないと感じた。
 上記noteで指摘されている他、川に流されると流された地点で目覚めるリトライ描写等も終盤の現実感を削いでいる。

写真をポイポイ森に捨てていたから罰が当たったのかもしれない。


(このゲームを知ったきっかけ)
 月ノ委員長がオブラディン号やインスクに似た感じのゲームを募っており、そこで名前が挙がっていたのがきっかけだった。個人的にはバベル号ガイドブックをやってほしい。

(実績)
 ビデオブースにカメラを向けたら主人公の姿が映るんじゃないか?と思ったがそんなことはなかった。この写真を送った瞬間に「自然写真家」のレア実績を解除したが、この写真で自然写真家になれるわけないだろ。

 紙っぽいものなら何でもFAXで送れてしまうのが面白かったが、教授の反応はもっとバリエーションが欲しかった。

手帳を突き破るリス

ペルソナ3リロード

育成が楽しかった

 クリア時間は90時間程度、感想は別記事が上がる予定。配信をしながら遊んでいたが、終盤はアイギスファンの謎の外国人がたくさんコメントをくれたので妙な感覚があった。


ドラゴンズドグマ ダークアリズン

(プレイのきっかけ)
・友人から勧められていた
・2が獣人キャラクリができるらしく興味がある
・2の発売を記念してセールしてないかな…と思ったら85%オフだった

想像より変なキャラクリはできなかった

 まずカプコン製のゲームであることを知らなかった。そして昔のモンハンをRPGにしたようなゲームだと感じた。声のピッチが加工されたNPCたちがベラベラ喋りながら旅に付き従い 戦闘をサポートしてくれる。当然面白い。
 面白いのだが、ストーリーの芯の弱さ、その弱さを補う「自由度」を損なう不便さが目に付き…あまり楽しめていない。ファストトラベル可能地点が少なすぎて※クエストでいろいろな地区に足を伸ばすのを憚られるのが大原因である。

※ 一応自分で好きな地点をファストトラベル地点にできる

 未開の地を開拓し目的地へ進軍していくのではなく、マップ端の王都を中心に 目的地で何かしてはまた王都に戻るという構造で、同じ道を何度も通ることになる。しかし魔物や罠の配置が固定で(おそらく)ランダムイベントも無いため道中が本当に楽しくない。

 ドラゴン戦とその後の展開が面白かったが、その後も同じようなドラゴン戦を何度かやらされてちょっと変だろこのゲーム!と思った。野良ドラゴンには体力ゲージ残り0から逃走されてかなり腹が立った。

????????

 筆者のドラゴンズドグマがバグってるのか、ここはもともとこういう演出なのか 誰か教えてほしい。どんな演出だよ。


 ケモナーゆえ続編もいつかやりたいが、不便さに苦言を呈すユーザーに対するファンの「ぬるいゲームで甘やかされてきた人にはこの良さは分からないよな」という態度が目立っており、こんなファン層が壮絶なゲームだったのか…と驚いた。そもそも武器耐久度も矢の所持数もないし、そんなリアル指向のゲームだと思ってなかった。

ケモケモしい

Fallout3

 MtGとFalloutのコラボカードが発売された!のでいろいろ見ていたらFalloutをやりたくなった。見るかは分からないがドラマもある。
 3かNVどっちか…と考え NVは過去に触ったことがあったので(足場が透明化するバグで嫌になってやめた)3を選んだ。ロブコのファンなのでNVもいつかやる。

 久々に遊ぶFalloutは最高のゲームで、誕生日に貰ったBBガンをいきなり父親に撃って怒られるとか そういう些細な事に喜びを感じていた。G.O.A.T.が既に面白すぎる。

 序盤はガタガタだったが、モイラのクエストを2章まで終わらせ、メガトンに自宅を手にし、地盤が安定し楽しくなってきたところだ。サラ・リオンズにも会った。ケンタウロスとかいう全然知らないクリーチャーが出てきて驚いたりもした。

何コイツ!?

Limbus Company

先月から継続し遊んでいる、プレイ日記。

●ドンベクに勝てた
 敗因は①ギミック理解の低さ ②序盤のマッチ事故 なのだが、②で試行回数を求められるのは違うだろと思う。ドンベクのスキルは「7+1+1」(マッチ基礎値7)がとにかく醜悪で「4+3+3+3」のような本来頼れるスキルも全然負ける可能性がある(表1で8以上ほしい)。
 1ターン目に速度で負けた、スキルが微妙、非常に有利からのマッチ負け…でリトライを求められるのはかなり精神的に来た。
 ①について、燦然たる春風の直前ターンに木を潰さないと絶対に負けることに気付けておらず、マッチできる木は潰していたが混乱した木を放置したのが原因だった。木に混乱区域あるのが邪悪な気がする。

 精神力に余裕のある囚人で開花3のスキルを受けたり、判定弱いスキルを木に当てて強いスキルを貯めたり…みたいな工夫をするのは楽しかった。ストーリー道中にこんなのを置かないでほしい。

●4章が終わった
 ドンランの事をサイコ野郎だと思っていたので、予想より道を踏み外した人間らしい人間だったし…死ぬことに驚いた。夢を追う研究者の集いが些細な亀裂で瓦解していく様は面白かった。やはりストーリーが面白い。

●ロージャ・良秀ガチャ
 好きな囚人ながらガチャ運に恵まれず、初期人格しか手元にいなかった良秀、00ピックアップは出る!良秀を入手するチャンス…と思ったら

超嬉しい

●シンクレアが好き
 シンクレアはかなり気弱かつ臆病で、本来であれば嫌いなタイプのキャラクターなのでいくらか好きな理由を考えたい。

・韓国語だから何言ってるか分からない
 アナウンスはテキスト見て「は?」となることがあるため、これは非常に大きな要素といえる。囚人人格のヘロヘロの声が好きなので他の人格が基本病んでそうなトーンなのはどうかと思う。

・コンセプトと強さ
 精神の未熟さや不安定さがそのまま性能に反映されており、初期人格は火力があるが打たれ弱いという性能をしており、これが異様に強く 000を差し置いて40%ダメージを叩き出す鬼神っぷりだった(調べたら弱いと言われていたのでレベルキャップがシーズンごとに5ずつ上昇しており、そこで強化されているのかもしれない)
 この気弱さで火力が出ないキャラだったら見捨てていたと思うので、初期人格の攻撃性はとても良かった。
 精神力が低いほど火力が安定する人格、自爆の可能性のある特殊デバフを抱える人格、精神を削って攻撃力を上げるパッシブ…と性格と性能の噛み合いが強い。

 ちなみにwiki確認当時、リセマラオススメ3人格のうち2つがシンクレアで、最もハズレの最レアとして挙げられてたものシンクレアだった。ピーキーすぎる。

・ヘルマンヘッセがすべてを理解させる
 3章終盤であまりのバカさにかなり評価を下げたが、デミアンとかいう意味の分からない奴が登場し、さすがに意味が分からなかったので検索し、彼がヘルマンヘッセの著作「デミアン」の主人公をモデルにしていると知りすっと納得できるものがった。

 デミアンを読んだことはないが、少年が周りからよく見られたいという欲に負け家族の秘密を漏らし、一時的に楽しい思いをするが、それが原因で苦い経験をし 成長していく…というストーリーはかなりヘルマンヘッセっぽい。ヘルマンヘッセのおかげでオドオドした頭の悪い子供を受け入れることが出来た。ヘルマンヘッセはすごい小説家だしいつか読む。

●5-30で詰まったのでまた今度
 …
と思ったらNシンとイシュだけでいいらしく、本当にサクッと終わった。

つまんな

 いろいろな攻略情報を参照しそれなりに有効そうな人格を育てたが、準備不要の解決策があった。こんなに簡単なら攻略に書いといてくれ。

(4月になり)
 エイハブ三人衆で詰まり、2週間放置し突破した。ここまで「道中ボスが異様に強いのやめろ」と思っていたが、ダンジョンの仕様上ラスボスが異様に強い方がやる気を削ぐかもしれない。というか夢貪る濁流もおかしい

 エイハブまでegoを一切打たず、エイハブ戦は空即是色と盲目と水袋(フレンド産)でゴリ押した。こんな試合はもう二度とやりたくない。

濁流相手に発狂しながら頑張ってくれた

だいたい6人使用して21%…まあハープーン戦ラストで早々に落ちたりしてたし妥当か…と思っていたが

人格別集計だった。シンクレア最強!

というわけで6章をやっている。


Miitopia

 ダンジョン戦闘と宿屋での強化を短いサイクルで繰り返していくシステムには根本的に中毒性があり、意外にも面白かった。スクショを貼るだけの雑な記事を書きたい。

↑ この動画がきっかけで「Miiをダウンロードできるなら楽しめそう!」と思い購入したが、Nintendo online未加入なのでダウンロードできず、自力で大量のMiiを作るはめになった

だんだん上手くなるMii作り

 創造性がなくともonline加入者ならば楽しめるのでオススメ。本当に想像以上に楽しい。


その他

METRO2033

日本語サポートが無い!!続編は日本語版があるらしいので、本作はコーデックのみ翻訳しつつ駆け抜けている。

 グラフィックの質がかなり好みなのだが、最も盛り上がったのはトロッコに乗ってるはずなのに首を360°動かせた時だった。


逆裁3

 現在3話途中。2話が異常に面白くて(ロスジャで見た!)既にテンションが高い。チュートリアルが新人弁護士の千尋さんなので安心した。


ドラゴンボールファイターズ

上司不敬罪で逮捕

 元々やりたい格ゲー候補に入っていたので買った。コマンド性があまりなく?コンボは簡単な方だと思うのだが集中して遊ばないと全然操作が覚えられない。それはそうとクウラとジャネンバのDLCを購入したのに使用できなくて困っている。本編・DLCともに再インストールをしたりしたが…。


ネクロダンサーの初音ミクコラボが突如発売されたりした。久々にロボトミーを遊んだら、身に覚えのないまま黒鳥の夢が逃げて困惑したりもした。

↑ 過去にないほど読まれており、嬉しさと メジャータイトルの批判記事で注目を浴びてしまったことへの複雑さがある。これまで龍スタのゲームの記事は何度か書いたが、いずれも反応が良くなかったためnote大陸ではウケが悪いと思っていたがそうでもないらしい。

なぜ読んでもらえたかと言うと、他SNSで紹介してもらった


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