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ヴァルキリープロファイルのイージーは本当に難しいのか

ヴァルキリープロファイル最新作発売に合わせて、ヴァルキリープロファイルレナス(PSP)PS4/PS5版がDL専用ソフトとして発売されるらしい!

個人的にはスクリーンショットや動画の共有が格段にしやすくなるのが嬉しいので購入予定だ。クイックセーブ巻き戻し機能の導入が予告されており、もしかしたらシステム周り多少調整されるのか?などの部分も期待をしている。

ノーマル→ハード→セラゲ→ハード(2周目)と遊び、やりたいと思っていたイージーを遊んだ。
このプレイには意義があり、ヴァルキリープロファイル界隈(?)で吹聴されている「このゲームはイージーが一番難しい」という説の実証を目的としていた。
私はこの説に意を唱えたい立場である(初心者が何の情報もなくクリムゾンエッジやグレアーソードを作れるわけねーだろ)が、実際やってみないことには発言権がないと考えたためだ。

結論から言うと、【イージーは簡単だと思うが、一部ダンジョンは調整不足】という印象。情報なしでやるならハードの方が難しいが、初心者にお勧めしたいのは【情報なしノーマル】【情報解禁ハード】かな?という感じ。15時間あれば終わるのでヴァルキリープロファイルお試し版としてはいいと思う。

イージー雑感

● プレイ時間は10時間程度
とにかくダンジョンが少なく 単純な構造のものが多い。
慣れている人間がイベントスキップ駆使してこの時間なので、初心者でも15時間はかからないだろう。
→ノーマル/ハードは30時間はかかる(初見攻略情報なしならもっと?)ため「サックリどういうゲームか見たい」人には簡易版ヴァルプロとして勧められると思う。

人選が謎
ノーマル/ハードで出現する一部キャラが出現しない。

出現しないのは以下
ロウファ・カシェル・エイミ・ロレンタ・メルティーナ・ルシオ・リセリア・ガノッサ
奇岩洞窟を出現させないため?かアリューゼお馴染みのあそこら辺の界隈と、物語の核心に関わる人々が出現しない。

謎なのがグレイが出てくること。グレイの回想は「あそこら辺の界隈」を把握していないとよく分からない+アークダインはイージーダンジョンとしては難易度高い…の2点から起用した理由が分からない。初見イージープレイ者がこの回想見て「誰?」「何?」となっている姿を見たすぎる。

イージーで登場するエインフェリアは21名中13名まで制限されるのだが、ただでさえ多い海藍勢が全員採用されている。13人中5人が精神集中:海藍であるため「またか…」となると思う。特に出現する魔術師がオープニングで仲間になるジェラード以外全員海藍勢なのはあまりに酷い。なんかもっとバランス取れなかったのか?

槍使い(エイミ・ロウファ)が2人とも制限されている一方、平然と槍武器が手に入るのも酷い、何ならアーティファクトもある(※吼槍ドラグーンタイラント/というかディパンはもう一つのアーティファクトも鈍色の冠なので酷い)。
初心者は「いつ槍兵が使えるようになるんだろう?」と期待しながら槍を抱え、そして疑問符を浮かべながらエンディングを迎えるのではないだろうか。ロウファのシナリオはアリューゼのシナリオを補足する側面が大きいため採用しても良かったのではないかと思う。
→ジェイクか洵out ロウファinでよかったんじゃないか?
私はとにかく「雑な難易度調整」が嫌いなので、特に「槍兵が仲間にならないが槍武器は手に入る」のは酷いと感じた。

イージーをプレイしてみて

私はとにかく「難易度調整」に好感を持つので、アルトリア山岳遺跡が単純化されているところから感動があった。
イージーダンジョンは本当に構造が単純で遊びやすい。黒夢塔は構造自体は難があるが敵は弱く要求アクションもそこまでではないので許容範囲だろう。
問題となるのは後半に出現する全難易度ダンジョンの「アークダイン遺跡」「亡失都市ディパン」「精霊の森」「ヨツンハイム宮殿」だ。

基本的な攻略法
戦士系の武器は心許ないが、魔術師の武器としてはそもそもエーテルセプターが最強なので通常プレイと遜色ない火力が出る。雑魚戦はコマンドから全体魔法を撃っていればよい。
火力のポイズンブロウ、足止めのアイシクルエッジ(スタンマジック)の使い分け。
あとはクリスタルと錬金術の書を備えておき、危ないと感じたらすぐ投げること。

初心者にそれを要求するのも…と感じるかもしれないが、初心者が上級配列変換を行える前提でハードを勧めるよりは、覚えることのハードルが低いと思う。

以下問題のダンジョンについて

アークダイン遺跡
戦闘難易度はそうでもないが、移動する足場を使っての復帰、水晶の欠片を足場にしてのジャンプなど、ここまでイージーで要求されることのなかったアクション要素が探索で必須となるため、イージープレイヤーにはやや厳しいのではないか。
※全難易度ダンジョンの中では攻略が容易

亡失都市ディパン
道中が長く、イベントもしっかりしており、正直ノーマル/ハードでも面倒くさい部類のダンジョンだと思う。いい点としては目玉がハルピュイアに置き換えられていること。それ以外は苦しいことばかり。

・バルバロッサ
通常プレイでは大体ワンキルしていたバルバロッサ王がそもそも全然倒せない。ここで初めて戦士職の火力不足を実感することになる(壊す覚悟で大魔法撃つか、中魔法連携を考えるべきだった)。バルバロッサのボイスを初めてまともに聞いたかもしれない。連戦なのが本当につらい。

・ライフスティーラー
吸血されると埒が明かないので危険。2体出現ならアイシクルエッジを撃つ→片方でも足止めできていればもう片方を戦士の連携で倒す→残りを処分…のサイクルでいい。足止めできなかった場合と3体以上いる場合は錬金かクリスタルを投げていい相手。イージーだと経験値もおいしいのでそんなに勿体なさはない。

精霊の森
他難易度だと物足りないがイージーだと苦しい。マップも広く面倒くさい。

・マンドラゴラ
こいつは無理。足止めが強力なので処理できなくもないが労力に見合わないので錬金でいい。

・カニ
防御力が高すぎるため戦士系の攻撃が有効打になりえない。カニ自体に火力がないため危険度は薄い。魔法撃ってCT回復させて魔法撃ってで倒す。

・各種ボス
他難易度だと「弱すぎるボス」というイメージがあるがイージーだとちょうどいいくらいの強さだと感じた。

ヴェノムスパイダーがボスとして機能する世界

ヨツンヘイム宮殿
ノーマル/ハードでもきついので当然イージーでもきつい。戦闘は敵がワンパターンなので単調だが、ダンジョン自体の難易度が高い。というか氷の足場消えるまでが早すぎるし、復活までが遅すぎる。加えて氷柱のトラップや宝箱の配置がいやらしい。

そんな感じ。

個人的には初心者が攻略情報なしに挑むのであればハードよりはイージーの方が簡単だと思う、それはそうとイージーは調整不足。
上級配列変換でチート武器が手に入らない世界なら破壊確率のある武器が脚光を浴びれるのでは?と思っていたが、現実は威力も微妙なら攻撃回数も微妙で 生成で作れる武器の方がマシなので使う価値がない。あんたらに存在価値なんてないのよ。デメリット抱えているのに弱いのはどうなの?と思う。
(これ書きながら、破壊確率ある武器縛りは結構面白いのでは?とふと思った)

この臨床記録によりネットに蔓延する「このゲームはイージーが一番難しいんだよね」の風潮に一石を投じられれば幸いです。

イージーは強い武器が手に入らない→その強い武器はそもそも初見プレイで手に入るものではないため下手するとイージーと同じ武器ラインナップで高難易度ダンジョンに挑むことになる

最初からレベルが振られているのもゲームの仕様を理解するとデメリットになる→初心者には関係のない話

といった感じ。

DLリマスター版、楽しみ!!!

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