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最近遊んだゲームの一口感想

オススメも兼ねてサマーセール期間に記事を書いたが、推理ゲーム偏重な上ネタバレ込みの記事なのでよくない気がしてきた。

◆シャーロックホームズ罪と罰

RTAで存在を知り、ホームズが納得さえすればいくらでも冤罪をふっかけられるシステムに惹かれ購入した。6つの事件が収録された推理ゲーム。

ホームズにMicrosoftみたいな名前の兄がいることすら知らなかったガチにわかだが、小説が元ネタの話も収録されているらしく、ファンなら楽しめるだろう。
にわかなので、ホームズは原作から目隠しで銃を乱射するイカれ野郎なのか、このゲームのホームズが特別イカれてるのか判別がつかない。
望遠鏡で太ったご婦人を覗いているのは元ネタあるのか?

これがホームズ!?

適当推理に面白味を感じて購入したが、裏を返すとそこにあるのは解決パートにモヤモヤが残るという悪い点だった。

3章の凶器の2択に納得がいかない。「氷の凶器を殺害後溶かして証拠隠滅」は定番だが、既に加熱さたサウナでシャンパンクーラーに潜ませていた氷のナイフが使えるか?殺害までナイフの機能が保つか?クーラーに潜ませてる段階で先端が溶けないか?持ち手のケアは?冷たくない?滑らない?

最初から容疑者が複数いる事件はいいが、後から容疑者が増える事件は100%そいつが犯人。あとトロフィーのネタバレがすごい
また、ホームズの頭の良さについていけない、6章ではホームズが犯人は身軽だという仮定から唐突に軽業師を連想する。じゃあそいつが犯人だろ。

ホームズなりきりゲームとしてはかなり面白かった。漫然と説明不足のミニゲームが挿入されるが、そのほとんどをスキップできるのも魅力。ゲームの腕で詰むことはあまりないと思う。

科学検証パートは他の推理ゲームであまり見ないタイプで楽しかった。死体の指に付着した土の成分を顕微鏡で観察するとか、手紙にかけられたインクを取り除くとか。
5章の食虫植物複数を用いたトリックが好き。

◆CONTROL

発売当時買おうと思っていたが売り切れにより先延ばしになっていたソフト。良かった点も悪かった点も巷にあふれるレビューと同じ。

・良かった点
意外、ド派手アクション!
近接攻撃の範囲が広く、破壊描写が派手。トイレで近接攻撃を撃ったら便器が粉砕されてめちゃくちゃ笑った。
あらゆるゲームでまず死体撃ちをするが、トレンチの死体は欠損しないものの血がめちゃくちゃ吹き出てこれも面白かった。
ジャンプの低さに当初不安を抱いたが、最終的には空中浮遊しながら銃を撃っていた…何だこのプレイ感。

それと映像、光の表現がすごい。終盤はソニックの音楽みたいなのを聴きながらトリックルームを歩いていた。…何だこのゲーム。

難易度は高いがなんと公式チートがオプションから即導入できる。

・悪かった点
主人公の頭の中に「存在」が住んでいるため、主人公の発言内容からしてよくわからない。ストーリーは「行方不明になった弟を探し、怪異の原因に対処する」と非常に単純なのだがテキストが難解。ついでに建物の構造もマップも誘導も難解。ジュークボックスがどこにある何なのか分からなかった。

情報が詰め込まれた文書が大量に手に入るのも苦しい。終盤は読むのを諦めてしまった。
自分のことをオカルト好きだと思い込んでいたが、SCP財団ネタはそんなに好きじゃないのかもしれない。

個人的にはアポロ14号ネタが面白かったので、元ネタのあるオカルトの方が好きなのかもしれない。

(筆者にしか書けないレビュー、あった!)
いい点:ゴア描写がすごい!フォトモードで死体を眺めて気付いたが、顎が吹っ飛んだ焦点の合わない死体が無規制ですごかった。一見の価値あり。

◆ムカデ裁判

ここが一番好き

ヘビ貿易とヘビの命はプレイ済。アツマールのサービス終了に伴いもう遊べないのか…と調べたところアプリ版が存在していたためこの機に遊んだ。既プレイの関連作品も簡易に紹介する。

ヘビ貿易

水売買を基盤にしたローグライト。変動する物価を見極め、必需品をかき集めながらレア鉱石や財産形成を目指す。
問題に対する選択肢の多さが魅力。アイテムがしょぼい代わりに大量に持てる風来のシレンみたいなプレイ感。

・ヘビの命

ホワイダニット・ハウダニットの大迷作。攻撃力・装備・HPなどRPG的な数字を活かした推理と、脇道に全力で逸れる議論合戦が魅力。ボリュームも十分。ノリさえ合えば超オススメ。

・ムカデ裁判(レビュー)

検索して初めて存在を知ったヘビの命の続編。カードバトルによる運ゲーと化した裁判にてデッキ構築で勝訴をつかみ取れ!!

・ムカデが可愛い

・デッキ構築型カードバトル裁判が面白そう

以上から、ボリュームが少なく実質1事件しかないのが惜しい。このノリでムカデ事件簿をやりたかったし、ちゃんとデッキ構築裁判をやってみたかった。裁判自体がブラフというのは承知の上で、この設定流用してそれに特化したゲームを作ってほしいくらい良かった。

がめつく、小狡く、無礼な発言には言い返すムカデの性格が非常に好み。また、導入こそ犯人・凶器・動機がすべて明らかになっている裁判ゲームだが、だんだんと推理ゲームにシフトしていき、バカ要素かと思われた描写が伏線として紐解かれていくのも気持ちいい。

救世主Xに辛勝しかできずすっきりしないこと、勝利ルート突入の難しさが残念な点で、総じてヘビの命規模のムカデ裁判が遊びたかった…という感想にまとまる。

◆Maneater

RTAイベントで存在を知り気になっていたゲーム。人食いサメになり、人間を恐怖に陥れろ!

マップはほぼ海だが、広大かつオブジェクトや起伏に富んでおり、海洋版オープンワールドの様相を呈している。

バカゲーのつもりでプレイしていたが、意外と作りが凝っていて遊んで楽しい。ゲームを盛り上げてくれるのが時々流れるナレーションで、サメをはじめとする海洋生物にまつわる知識や、特徴的なロケーションについて、丁寧な口調で教えてくれる。
このナレーションの教育ビデオ然とした調子がクセになる。

RTAのレギュレーションがno evolutionだったため、そこまで含めて作品名だと勘違いしていたが、進化要素を縛っているだけだった。プレイして分かるこの進化要素も面白い。

ストーリーも意外に面白く、サメを育てて徐々に大きくするかと思いきや最初から人間を襲えるんだなー…と思ったら、主人公は人を食べて駆除されたサメのお腹にいた子ザメだった。ハンターが敢えて子ザメに傷をつけたことにより、主人公の外見的特徴やハンターハントへのモチベーションが形成される、王道展開だ。

どう考えても人間を食べるのが一番楽しいため、チュートリアルで山場を体験させるのは正しい。

◆ソニック・ザ・ヘッジホッグ殺人事件

エイプリルフールに突如無料配信された謎の推理ゲーム。ビジュアルノベルであり、キャラゲーとしての満足度もあり、アクションゲームパートもある。日本語サポートはない

ソニックが死に、エミーが喜ぶ

推理パートはなんとも…だがほとんどのキャラクターに尋問を行えるのがいい(=いろいろなスチルが見れていい)。尋問がないキャラとは冒険パートがあった。
ベクターはどうでもいいと思われてるのか尋問パートがなく、ひたすら犯人のフォローをさせられてた。そもそも「屠殺屋なので図書館にいます」の適当感がすごい。

モンキーボール筐体!?

ベクターとナックルズがモンキーボールやった結果ナコが負けて筐体壊してたのが面白かったし、スコアにまだ知人の名前がある!と言われてぴんとこないまま総当たりしてたらシャドウが「ULTIMATE」みたいな名前で登録してることが発覚して笑った。究極生命体。そんなわけないだろ。

エスピオとシャドウが好き

◆Pony Island

Inscryption作者の前々作。3作まとめたバンドルがサマーセールで安い!!マストバイ!!

The Hexは記事にしたがPony Islandはストーリー薄めのためこちらで。
ゲーム外からチートを駆使し、悪魔による妨害に対抗するメタフィクション作品……なのだが他2作と違い日本語対応しておらず、英語で向き合わなければならない。

クイズパートが無理だと思った

それ以上にキーコンフィグがない(※あるかもしれない)ため、左クリック:ジャンプ+右クリック:ビームの操作が難しく、謎解きではなくアクションで詰むかと思った。
右クリックが2本指クリックのパッドで操作をしているためクリックの使い分けがほぼ脳トレ。

謎解きは誘導が丁寧なためサクサク進んだ、全体的なUIがゲームと対話している没入感を高めてくれていい。悪魔のしょうもなさが可愛い。魂を取ろうとする手法がアホ。
本当にゲーム部分が鬼門で、本来「チート導入で悪魔を軽くあしらう」意図のパートで苦戦させるつもりではないはずだが…。

◆その他

↑ サマーセールでこれを買いたかった(プログラミングで猫語を学ぶパズルゲーム?)がスペック不足だった。PC新調してそのうち遊ぶ。

→買った。教材だこれ(プログラミングは簡略化されておりゲーム内ではヒントが少なく答えのないパズルゲームという手触りだが、外部情報への誘導が強く、プログラマ育成意欲を感じた…ただゲームとしては面白くない+ビジュアルプログラミング要素が強くゲーム単体で学習になるかが不明)。

進めていけば自由に開発が出来るのだろうか?あと猫が可愛くない

最近気になってるゲームとかやる予定のゲームとか

↑ adofai 最近DLCをやったがThird sunが超よかった


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