神宮流とイースターエッグ
ざっくり神宮流
トライエースのゲームを SOBS→VP(挫折)→VP咎→VP の順でプレイした(そんなプレイヤーいる?)
ブルースフィアではメインとして、チサト・ディアス・セリーヌを使っていた。チサトが好きだった。
チサトは故郷ネーデに広く伝わる「神宮流体術」の使い手である。友達と戦うときにはチサトから教わった朧車を使っていたため、私も神宮流体術の心得がある。
ところで洵の流派も神宮流となっている。
彼の剣技は我流であるため、両者には地続きの関係はなく 名前が同じなのは一種のお遊び要素と捉えている。
洵がネーデ神宮流の開祖で 死後なんやかんやあって惑星ネーデに伝わった…ということは無いだろう。
洵がトライア神から電波を受信した可能性はちょっとあるかもしれない。
ブルースフィアの作中では 惑星エディフィスにある遺跡スクリームにて、神宮流剣術の使い手が登場する。
そこでは「神宮流剣術を3年間嗜んだこと」が信用を勝ち取るためのステータスとして挙げられている(しかしこれはチサトに言わせると半端な期間らしい)。
ここで言う神宮流剣術は、チサトもよく知っているネーデ由来のものなので、洵とは無関係だろう。
また、ブルースフィアにおける神宮流柔術の最終奥義は「神宮千烈拳」。拳のオーラがめちゃくちゃに相手を殴りつけるというもの。
一方 洵の決め技はご存知「千光刃」。無限の剣閃で相手をめちゃくちゃに斬りつける技となっている。
両者の命名はまったく同じ思想で【無数の比喩である「千」】+【技のイメージを意味する一字】+【技の出力元を意味する一字】の構成となっている。
神宮流には「とにかく奥義は手数で攻めろ!」みたいな教えがあるのだろう。(無関係な流派なのに?)
SO2のチサトについては未プレイのため割愛。
洵の全体的な技名のセンス自体はディアスに似ていると思う(っていうか洵が全体的にディアス亜種)。
こういう存在なので、他シリーズでも神宮流は(ラドルのように)トライエースおなじみの存在なのか?と思っていたが、それ以降登場することは無く、観測範囲で神宮流の使い手はチサト・洵・スクリームの老人のみとなっている。
洵とイースターエッグ
設定資料集・ワールドガイドによれば、洵および妹の阿衣の命名の由来は、スタッフの名前だそう。
確かに蘇芳・夢瑠あたりと比べると実在していそうな的な名前をしている。
【洵】の訓読みは「すなお」であり、素直であること、曲がっていないことを意味する。他の読みのジュン(淳とか純とか)も同義のものが多い。
敢えてこの名前を命名したのであれば、本人の人格が歪んでいるのは皮肉でいい。親の願いは届かなかったのだ。
その他 双子で合わせて純愛だとか、盲目だから音がEyeなのか…?とかいろいろ言われていたが、スタッフ名とのことで 深読みする余地がないのは利点かもしれない。(阿衣の漢字は当て字っぽいけど…)
同様に神宮もスタッフの苗字由来のイースターエッグなのでは?と考えている。ちなみに「神宮」という苗字の語源を調べていた結果が割と出身地だったので、この発想が出るのがそもそも土地柄なのかもしれない。
洵はスタッフのお遊びの最終処分場なのかもしれない。(容姿の設定もオーダーは細かくなかったようだし…)
本当にスタッフに神宮さんはいるのか?洵はいるのか?阿衣はいるのか?調べてみました!
……スタッフロールを睨んでいたけど いなくない?
洵は(明言されてるし…)他の読みがジュンの男性由来なのかな〜と思ったが アイは音すらなくない?→確認し直した アイは「スタッフのジュンさんの妹の名前由来」なのでスタッフロールには当然載ってなかった
神宮さんがいないのは衝撃だった。絶対いると思ってたので。……神宮ってなんだ?
それでも神宮流を考える
洵の剣技が我流であること
(我流って…神宮洵さんなのか…?)(どうでもいいけど昔チサトのことは神宮チサトさんだと思っていた)
流派を名乗っているのも、それが我流であると明言しているのも、VP内では珍しい要素である。みんなが「奥義!」と叫ぶ中で「神宮流剣技!」と叫んでくれる。
「我流」とわざわざ明記しているのは、「SOの神宮流とは別のものである」意思表示が目的だろうか。
掘り下げることに意味があるのか?は一旦置いておくとして…
洵の剣技が我流であることには 個人的に納得感があり、正直 彼に誰かの師事を受けるだけの社交性があるとは思えない…そう思うまでに洵の対外交流に関する信頼は地に落ちている。
チュール!蘇芳!魔鏡窟の鬼!!たすけて!
神宮流という命名
命名について、神宮流というワードは宗教に根付いているため 当初「洵のセンスではない=苗字由来の可能性が高い」と考えていた。これは洵に信仰心はないと考えていたためである。
ただ、改めて 加入エピソードを見返すと、彼は妹のためにお守りを用意し、(妹が来るのを予見してのこととはいえ)神社の神主に預けている。洵の加入前に海藍に行くと 彼は宿屋に滞在しているのだが、その時に参拝をしたのだろう。
(舞台背景が完全に神のいる世界だからかもしれないが)加入エピソードの描写の範囲からは洵の信仰心の強さが見受けられる。
これは結構、難病者を身内に持つ人間らしい仕草でいいな…と感じる。確かに洵は、妹の病気を治すために特効薬を探す以外にも試せることであれば神頼みでも何でもそりゃあやるだろうな、と。
というわけで「神宮流」というワードが洵発祥でもそんなに変でないかな。
いかがでしたか?神宮流について、思った事や調べたことをまとめました。
みんなも神宮流を身につけて、バリバリ暴漢を撃退しよう!