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あの聖地復活!あのビール復刻!

アンテナアメリカ関内店がリニューアルオープンしたよ、という話。

今でこそ、品川、横浜、東京に展開するアンテナアメリカですが、やっぱりフラッグシップとしては関内店だと思います。関内店、昨年2022年の2月末に惜しまれながら一旦休業となりました。そして先日2月16日、皆さん待望のリニューアルオープン。さっそく行ってまいりました。

リニューアル後もステッカーいっぱい

関内店の魅力というのは、当然、沢山のアメリカのクラフトビール、それもシーン最先端のものがある…のは前提として、やっぱりお店の立地、雰囲気、空気感に独特なものがあるのもポイントだと思います。店内を彩るクラフトビールグッズやステッカー、最初のオープン(2013年)当時の、まだアメリカのクラフトビールが一般に身近じゃなかった時代の空気感、秘密基地ぽさを残したお店です。

私の場合は以前近くに住んでいたのもあって、シエラネバダも、モダンタイムスも、ファウンダーズも、初めて知ったのは関内アンテナアメリカ。特に思い入れ深いものはあります。当時近隣にボトルショップも少なかったので、輸入ビールを楽しむという体験が、イコール関内店に行くことと結び付いていて、まさに、特別な場所でした。

さて、再訪前はリニューアルオープンということで、もしや雰囲気変わっちゃったんじゃねぇかな、という心配もありました。が、結果としては、それは杞憂に終わりました。

冷蔵庫も以前と似た雰囲気

基本的な冷蔵庫やグッズ売場の配置は前と変わらず。もちろん壁とか床とか綺麗になってて、より過ごしてて快適な場所にはなっていると思います。神奈川や近郊のビールファンの多くには思い出深い場所だと思うので、大きく変わらないというところに価値があるのかな、などと思った次第です。

かわいいラグニタス犬

飲んだビール。

ルイネーション / ストーン

ストーンのルイネーションをいただきました。

このルイネーションという銘柄自体は飲んだことある(バージョン2.0?)のですが、今回は発売当時のレシピの復刻版。2002年、世界で初めて、パッケージ商品として発売されたウエストコーストDIPA、その当時のレシピを復刻した、いわばオリジナルのルイネーション、という感じの一杯です。

多分もっと早く行けば樽で飲めたはずですが、私は缶商品を現地でいただきました。

名門・ストーンが当時、世界で初めて取り組み、衝撃を与えた商品というわけで、先入観としては、エクストリームな造りのビールなのかな、と思って臨みました。

が、実際には意外とすんなり入るというか、苦味は結構鮮烈で激しいのですが、フレーバの強さや甘味、ボディのバランスっていうのは適度なレベルだなと感じまして、けっこう意外。もちろん、拍子抜けというほど悪い印象じゃないし、十二分に美味しくて、特にホップの方向性として凄く松脂感が全面に出ているところは好感。苦さも、ファーストアタックだけじゃなくてジワリと広がるものがあり、口内に広がって余韻までもたらすけど、最後には綺麗に消える。やっぱり凄さは感じました。

あくまで個人的な仮説ですが、この銘柄が発売されてからの20年で、クラフトビールの中でもどんどんフレーバの強いもの、ボディの強いものというのが出てきました。ある意味でのインフレ。その中で、かつて強いインパクトのあったビールの位置付けも変わっているんじゃないかな、と、あくまで想像ですが、そんなふうにも思いました。

もう一杯、デリシャスIPA(ストーン)も飲みました。こちらはテラス席。このテラス席も、関内アンテナアメリカならではの魅力ですね。非常にきもちのいい場所なのでおすすめです。

伊勢佐木町を眺めながら飲めるテラス

また行こう。

この回のYouTube

以上

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