サッポロ 黒ラベル THE BAR 「完璧な生ビール」
銀座の黒ラベル THE BAR でビールを飲みました!という話。
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先日、銀座にあるサッポロ生ビール 黒ラベル THE BAR に行ってきました。
こちらの黒ラベル THE BAR ですが、みなさん御存じでしょうか。
黒ラベル THE BAR は、サッポロビールがGINZA PLACE というビルに出店しているスタンディングのビアバーです。「日本一美味しい黒ラベルを提供する店」というのがコンセプトで、醸造、流通、販売、提供全てにこだわり高品質の黒ラベルをだされている、いわばサッポロが直営で提供する、黒ラベルの公式アンテナショップ、のようなお店。品質のいい状態で、熟練した注ぎ手が、ばしっと黒ラベルを出す…完璧な生ビール、という宣伝文句もありました。
大手ビール会社直営で、こういう状態の良いビールを都心部で味わえるという体験型のプロモーションみたいなのは、各社ときどき出てくる印象です。けれども、こちらのお店は期間限定とかでなく常設、もう今年で四年目ということで、面白いんじゃないかと思います。
ブランドとしても、国産大手の銘柄の中で、黒ラベルは、いわゆるリブランディングに成功している銘柄、新たなファンの獲得に成功している、それが黒ラベルだと思います。
前置きが長くなりましたが、こちらのお店では黒ラベルが三種類の注ぎかたで楽しめます。三種類といいますのは、パーフェクト黒ラベル、ファースト、ハイブリッドです。
一つ目のパーフェクト黒ラベルというのは、いわゆるパーフェクト黒ラベル。一部、普通の飲食店でも、サッポロの認証を条件に提供されている方式です。クリーミー、クリア、コールドの三つの C を満たした、現在黒ラベルをもっとも「完璧な状態」で飲むための注ぎ。
二つ目のファースト。これは昭和初期から使われていた、スイングカランという注ぎ口を復活させた注ぎ方。勢いよく流れ出るビールを一度の注ぎで一杯のビールに仕立てる、注ぎ手の業が求められる手法だと思います。
そして三つ目、ハイブリッドは、黒ラベル THE BAR 限定でして、パーフェクト黒ラベル用サーバーから注いだあとで、スイングカランで泡付けする手法です。
三種類の提供はしているんですが、一回に飲めるビールは二杯まで。
今回飲んだ一杯目の黒ラベルは、ファースト。スイングカランによる一度注ぎでの提供です。で、ありがたかったのが、店員さんがかなり説明しながら注いでくれるところ。そのお陰で気づけたのですが、スイングカランって、ものすごい流速でビールが出るんですね。
現行のサーバよりも熟練の技が求められる…というのは、何となく知ってたんですが、その難しさ、泡の制御だったり分量の調整だったりというのが実感できました。
味は、普段飲みなれているシャープ注ぎの黒ラベルからすると、濃い口の印象を得ました。居酒屋の旨い黒ラベル…という感じのパキパキ感というか、鋭さはあまりなくて、炭酸が弱まってる分、穀物の甘香ばしさであったり、ホップの草っぽい苦味がわかりやすい印象でした。
二杯目に飲んだのは、ハイブリッド。
一度注ぎとの比較でいうとスッキリしているというか、よくいうと爽やか、悪くいうと味は感じにくいというか、そういう感じでしたね。ごめんなさい、ちょっと写真はぼやけてます。
よかった点としては、なんといっても、極上、ベストコンディションのサッポロ黒ラベルがサクッと飲める!というところだと思います。
価格も2杯とおつまみ1皿で1600円くらいで、今の飲食の物価を考えるとリーズナブル、ゼロ次会でも使えるんじゃないでしょうか。
気になった点は、ちょっと、スタンディングで飲む場所と待ってるお客さんの並んでる箇所が近いのは気になりました。視線が気になる。
やっぱり個人的に、ビールはリラックスして、油断しつくして飲みたいくらいなので、平日、比較的空いている時間のほうが良いかもしれません。
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