ジャズギター・コード・ソロ ⑴ ウェス・モンゴメリーのコード奏法基礎原理
今回の「音楽解体新書」では、ブロック・コード・ソロの名手「ウェス・モンゴメリー」氏の演奏からコード・ソロの演奏方法を紐解いていきます。
今回は基本的な構築方法についての無料講義と、基本的な考え方を具体的にウェス・モンゴメリー氏の演奏を参考に解説していきます。
ウェス・モンゴメリーのコード・ソロ「基本的な演奏論」
まずは今回の音楽講座においてピックアップした演奏のご紹介から。
ジャズギターを嗜んだことのある方なら、一度は目耳にしたことのあるアルバムであろう「The Incredible Jazz Guitar of Wes Montgomery」に収録された「Gone With The Wind」といったスタンダード・ナンバーにて演奏された2コーラスに及ぶコード・ソロを採用しています。
それではコード・ソロの構築方法について簡単解説していきましょう。
ドロップ2・ヴォイシングの活用
ウェス・モンゴメリーのコード・バリューとして基本骨格をになうのが、「ドロップ2・ヴォイシング」の活用です。
ドロップ・ヴォイシングの構築方法などに関しては過去のnoteの記事や私のギター教則本を参照してください。
万能なディミニッシュ7コード
ウェス・モンゴメリーのコード・ソロの演奏では、ディミニッシュ7ヴォイシングの活用が多用されています。
ディミニッシュ7は「ドミナント7」コードの代替えとして活用され、今回のウェス・モンゴメリー以外にもジョー・パスの演奏やバーニー・ケッセルの演奏の分析でも確認してきました。
それほどギタリストにとって「ディミニッシュ7」コードの活用は重要なものになります。
これらの詳しい解説はYouTubeのギター・レッスン動画にて確認してみてください。
動画内で解説した譜面はこちらからダウンロードできますので参考に👍
それでは、より多くの演奏内容から分析と解説をしていきます。
今回は「セカンダリー・ドミナント」の活用と「ディミニッシュ7コードの具体的な活用方法」について解説していきます。
今回の教材内容
約35分の解説動画
譜面(PDF 5ページ/動画にて書き足した解説付き)
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