ウォーキング・ベース・ギター完全攻略! ① 『ベースラインの形成 - ブルース編 -』
今回の音楽解体新書は、新しい企画として『ウォーキング・ベース・ギターの演奏スタイルの形成』を皮切りに数回(もしくは十数回...?)にわたりギターにおける演奏の可能性について解説していきます。
今後の大まかな流れは以下のようになる予定です。(2024/04/09 現在)
ウォーキング・ベースの構築 (👈 今回はココ)
シェルコードの挿入
ピック・ストラムの構築(フレディー・グリーンを代表するブラッシング・スタイル)
ハーモナイズド・ベース・ラインの構築
ブロック・コードによるコード・ソロの構築
ジョナサン・クライスバーグのソロ・ギター・スタイルの分析
ウォーキング・ベース・ギターの基本
今回の記事ではPercy Heath氏の演奏するベース・ラインのアイデアをもとにベース・ラインを構築する方法を紹介します。
*教材には約53分の解説動画と、タブ譜付きのベース・ライン構築のアイデア譜面に加え、Perch Heath氏の演奏するブルースにおけるベース・ラインのフル・トランスクリプションが付属します。
*収録音源は以下のアルバムで、楽曲は「Down」となります。
それでは、まずは基本的なベース・ラインの構築について考察をしていきましょう。
ベース・ラインの構築は基本的にコード・トーンに軸をおく
ベース・ラインの構築でポイントになるのが、コードのトライアド音となるRoot, 3rd, 5thを軸にラインを形成することです。
コード感を損なわないようにしつつ、ベースを構築することが大切となります。
音の内容も重要ですが、リズムも非常に重要なファクターです。
今回は4分音符による4ビートの演奏について解説を加えていきますが、2分音符を中心にした2ビートによる演奏も演出においては非常に効果的なので、また機会をみて解説をしていきたいと考えています。
繋げる動きを加える
続いてコード・トーンとコード・トーンを繋げるパッシング・トーン(経過音)を加えていきます。
例えばこのように...
現在のコードにおけるコード・トーンから次のコードのコード・トーンへ繋げることを意識して下から上からターゲットとするコード・トーンを繋ぐようにして演奏を組み上げていきます。
パッシング・トーンの設定とその法則について
コードとコードにおけるパッシング・トーン(経過音)の選定は、そのコードにおけるコード・スケールを利用する方法とアプローチ・ノートの法則を利用する方法が考えられます。
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