過去は消えない

文章って領域展開みたいです。知らない人向けに説明すると、領域展開ってのは漫画『呪術廻戦』に登場する「使用者が固有結界を広げ、そこで繰り出す技が全て必中になる」的な奥義です。
文章を公開すると自分で書いた文字の空間に相手を引き摺り込んでどんな文字でも無理やり読ませてる感覚がして、何だかそこが凄く似ています。
というわけで今回も僕の殴り書きに付き合ってください。───領域展開。

前回書いたnoteの中でウエストランド井口の話をしたんですけど、なんかウエストランド片方だけってのも可哀想なので全く気乗りしませんが少しだけウエストランド河本の話をします。
河本がタクシーの運転手の腕を噛んでカウンターで歯を折られた事件あったじゃないですか。あったんですよ。意味がわからないとは思いますが。その時ふと思ったんです。
「腕噛んで歯折られる」ってめちゃくちゃ「雨降って地固まる」と語感が似てるなぁ…って。
ホンマにそれだけ。河本の話はこれで終わりです。だから気乗りしなかったんだよクソ。

昨日初めてnoteを書いてみて気付いたんですけど、ですます調ってなんだか書き方が一辺倒になっちゃいますね。文才のある人はその辺も上手くやるんでしょうけど、自分はそんなに器用ではないので結構困っています。
物は試し、一旦ですます調はやめてみます。代わりにだぜだぜ調を使うぜ。ですます調以上の一辺倒になってしまったぜ。最悪。だぜだぜ調もこれっきりだぜ。話を変えるぜ。

思い出との向き合い方って難しい。
自分の中に棘のように刺さって抜けない人っているじゃないですか。もう会えない親しかった人とか、もう何年も新作を書いてない好きな作家さんとか、初恋の相手とか、昔の恋人とか。
この手の方々の事を覚えているとどうしても苦しいんですけど、どうにも忘れられないというか忘れたくないんですよね。彼らを嫌ってるわけじゃなくて、愛しく思ってたからこそ今苦しいわけじゃないですか。それなのに自分の中での彼らを矮小化して遠ざけるように忘却するのってなんだか悲しく思えて。
…好きな歌詞にこんなのがあるっス(芹沢あさひ)
「理由もなく孤独だと思うにはひとりじゃないと感じるためにあなたがくれた気持ち」
いや…もう…良すぎ…。今抱えてる孤独ってつまり自分が独りじゃなかった頃の裏返しで、自分の隣に居てくれた人達がいた証なんですよ。そういう意味で、辛いから忘れるというのが正解とはどうしても思えないんですよ。
常にこんな風に思えるわけではないですけど、どうにかこうにか忘れずに、悲しい別れも全部抱えたまま生きていきたいです。
それとさっき引用した歌詞は家庭教師ヒットマンREBORNのEDでD-51さんの『ファミリア』って曲の一節です。
ちなみに1番好きなREBORNの主題歌はCHERRY BLOSSOMの『DIVE TO WORLD』です。良かったら聴いて欲しい。
もう1個ちなんでおくと、さっき「もう会えない親しかった人とか、(中略)昔の恋人とか~」なんて書いたけど全然恋人はいた事ない。見栄を張った。

いいなと思ったら応援しよう!