最近の記事

いずれ語るに値しなくなる夜

「なぁ小松…なんかオレ、変みたいだ…」 「うわ!!トリコさん顔真っ赤じゃないですか!!」 体調不良を訴えるトリコさんの顔は赤くのぼせ上っていた。 ちょっと失礼、と彼のおでこに右手をやり、反対の手を自分の額に当てる。 うーん。熱はないみたいだ。そうすると赤らんだ顔の原因は一体… 不思議に思いつつ押し当てた右手から視線を落とすと。 そこには山があった。 トリコさんの下腹部に、山が。山のような形をした、盛り上がりが。 「ト、ト、ト、トリコさん!?!?なんですかソレ!!!」

    • シマシマのウマ、シマウマ

      著名人がDVを受けている時の音声がTwitter※のタイムラインに流れてきた。 男の怒鳴り声と怯えるその人の声、続いて何だか分からない大きな音。家庭内暴力を受けた事はない僕だけど、それでも嫌な記憶が蘇ってきた。 …「蘇る」というのが1度死んだ物のための動詞なら、完全に押し殺せてはいなかった記憶にそれを用いるのは不適切かもしれない。回復した、くらいが妥当な表現だろうか。どうでもいいか。 ともかく。押し殺せてはいなくとも確かに僕の中で色褪せていたはずのそれは、SNSで流れてきたD

      • 過去は消えない

        文章って領域展開みたいです。知らない人向けに説明すると、領域展開ってのは漫画『呪術廻戦』に登場する「使用者が固有結界を広げ、そこで繰り出す技が全て必中になる」的な奥義です。 文章を公開すると自分で書いた文字の空間に相手を引き摺り込んでどんな文字でも無理やり読ませてる感覚がして、何だかそこが凄く似ています。 というわけで今回も僕の殴り書きに付き合ってください。───領域展開。 前回書いたnoteの中でウエストランド井口の話をしたんですけど、なんかウエストランド片方だけってのも

        • 物語を書きたいけど、人の目に触れるのが怖いんス

          なんだか最近、物語を書きたいんです。なので暇な時に創作論の本なんかを読んでいます。2年前に買ってそのままホコリ被ってたヤツです。 そんな創作欲求は中学生の頃にセリフだけで構成されたSSを書いたり『小説家になろう』に自作の異世界転生モノを投稿したりして挫折して跡形もなく滅しとけよバーカ!と、文才の無い僕は我ながらに思います。昇華する程の物はどうせ僕には書けないので、せめて消化しておいて欲しかったです←西尾維新かて!(笑)(笑) 馬鹿にしていません。西尾維新は凄い人です。僕は神に