リアルコーチングSTORY 〜エピソード5〜【最悪の揺り戻し!激しく揺れ動く感情をどうする?】
潜在意識コーチの井上です。
先日からシングルマザーで小さな4人の子育てに奮闘しながら仕事もこなし、カウンセラーを目指している方のセッションの様子を解説を交えて紹介しています。
(ご本人の許可を得て投稿し振り返りになると楽しみにしてくださっています)
リアルコーチングSTORY〜エピソード4〜【現実での勝負!結果はいかに?】の続きです。
この現実は自分が創っている!
だから自分で創っていける!
それが腑に落ちたことで、職場での状況は変わってきましたが、1番上のお子さんの行動にはどうしても衝動を抑えきれずにキレて暴言を浴びせてしまう…いわゆる、お試しがやってきました。
抑えきれない激しい衝動と言動につながっている無意識の条件反射パターンから抜け出し、お子さんとの関係性を改善するためには、まずそのパターンの根っ子となり人生を支配しているラスボス=無意識のアイデンティティー(自分自身をどういう存在と定義しているか)を変化させる必要があります。
セッションでは、タロットの大アルカナ「ストレングス8」が象徴する「本質的な力=”愛”」、そして禅の「十牛図」の5段階目の「牧牛」のイメージを活用した、ラスボス攻略法によって、イメージの中でラスボスとの勝負に勝利しました🏆✨
そして、いよいよ現実での勝負が始まりました。
セッションの翌日、1番上のお子さんと、今までにない心と心が通ったコミュニケーションができたとメッセージが届きました。
思わずじ〜ときて、うるうるしてしまいました🥹
現実での勝負は、古い習慣をこえ新しい習慣へとチェンジしていく勝負になるのですが、この勝負はどうなっていくんでしょう?
感動のメッセージの翌日。
今度は最悪の揺り戻しが来たとメッセージが届きました。
1番上のお子さんの言動に対しては、やっぱり感情が大きく揺れ動いて、つい、あれこれと言ってしまうとのこと。
人間は習慣の生き物です。
一時的に変わったとしても、また元の状態に戻ってしまうことは仕方がないことです。
その要因のひとつに、人間共通の脳のクセ「過去のイメージと繋げて今ここを認識する」があります。
この脳のクセのせいで、常に常に、過去へと引き戻そうとします。
しかし、ラスボスを見つけ攻略法をゲットしている状態なので、あとは、脳のクセを理解した上で実践を積み重ねていけば、少しづつ確実に変わっていきます。
1番上の〇〇ちゃんが、一歳の弟くんのほっぺを掴んだり、妹ちゃんに意地悪したりするって、きっと〇〇ちゃんも、抱えきれないほどの大きなストレスを抱えてしまっているんだと思います😣
胸が痛みますし、すぐにでも何とかしてあげられればいいんですが、小手先で解決できるものではありません。
お母さん自身が、排除したくて仕方ない古いIDを〇〇ちゃんに重ね合わせて認識し、条件反射パターンを繰り返してしまっている状態なので、お母さん自身が根本的に変わるしかありません。
だからと言って、出来ない自分をダメだなぁって…自己否定したり、責めてしまうのも違いますし、そう思わないように抑えようとするのも違います。
まずはグルグル巡る思考も湧いてくる感情も一切否定せず、受け容れ、何が出来ても出来なくても、どんなに母親失格だと思うようなことしかできなかったとしても、自分をゆるし、優しく包み込んであげることが必要です。
次に、お母さんの自身の中に、気付いてほしくて、理解してほして、優しくしてほしくて、愛してほしくてたまらなくて震えながら泣き叫んでいる小さな小さな古い自分(ラスボス)がいます。
その子を宇宙を創造したお母さんになったつもりで、優しく抱きしめて「そっか、そっかぁ…」って共感したり、本当はどうして欲しかったの?と、本音に心を寄せながら、小さな自分を包み込んで愛してあげます。
それを積み重ねることで、自分をゆるし愛することができるようになり、やがてそれが内側から外側へと溢れていくようになります。
まだ現実での勝負は始まったばかり。
十牛図で例えれば「牧牛」の段階です。
暴れて逃げようとする牛(ラスボス)を力ずくでねじ伏せるのではなく、水飲ませたり、エサあげたりしながら、少しづつ信頼関係を築き安心感を与えていきます。
牛は、一時的に落ち着いたとしても、また暴れだし逃げようとします。
それでもまた、水やエサあげるとおとなしくなります。
おとなしくなったと思ったら、またまた牛は暴れて逃げようとします。
それでも、またまた、水やエサを与えたり背中をさすったりながら距離を縮めていきます。
そうして、暴れる⇔牧牛、暴れる⇔牧牛を何度も何度も行ったり来たりしながら、ようやく牛が心を許して背中に乗せてくれるようになります。
6段階目の「騎牛帰家」です。
こうなったら、もう牛(ラスボス)は暴れだすことなく、主人の意思と”ひとつ”になって協力してくれるようになります。
こうなるまでは、何度も揺れ動きながら変化していきますので、しばらく辛抱が必要です。
ある意味ここが山場になりますが、ここに耐えきれずに諦める人が本当に多いです。
でも、ゴール目指して一緒に走ってくれるコーチがいれば全然違います。
諦めそうになったり、挫けそうになっても、励ましてくれるし、相談ができるし、ペースを見ながら修正点のアドバイスもある。
一人では到底無理に思えた道のりだったとしても、最後まで走り抜けることができます🏃♂️
というわけで、最悪の揺り戻しが来て激しく感情が動いたとしても、向き合うべきは常に自分自身。
「牧牛」を積み重ねて自分の中のラスボス(牛)と、”ひとつ”になるようイメージの中で実践を重ねていきます。
現実的にはそのプロセスの中で、徐々にお子さんとのコミュニケーションが変わって関係性が改善していきます😊
さて今回は、現実での勝負で最悪の揺り戻しをクリアしました🏆✨
まだまだ現実での勝負は続きます。
今後はどうなっていくんでしょうね?
次回、
現実での勝負の行方は?
40年間の負のスパイラルを超えていけ!!
To be continued…
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