生涯忘れない仕事
生涯忘れないレースがあるように
生涯忘れないであろう仕事がある。
スイミングインストラクターとして独立した時
最初のお客さんになってくれた人の事は
今でも覚えている。
去年から「写真を撮る人」としても活動をスタートしたのだが
先日こなした成人式の前撮り、そして家族写真の仕事は
それに当たると思う。
生涯を終えるその日まで、忘れる事は無いでしょう。
初めての事は期待と不安でいっぱいだ。
独立した時、不安だった。
大きな会社の名前を借りず
競技成績も中途半端な自分に
誰が仕事をくれるのだろうか?と。
心無い言葉を浴びせられた事はあったし
買い叩かれた事もあったけど
考えて、もがいてここまで来た。
未経験な事
知らない事
挑んだ事がないもの
不安じゃないか?と言われたら嘘になる。
それはもう、とても不安だ。
でも、進まなければ何も始まらないから。
精一杯平気なフリをして、ただ進み続けている。
「写真を撮る仕事、始めます!」
そう言ってみて良かったって、今になって思う。
水泳以上に不安だった。
水泳以上に、何も持っていないからだ。
声をかけて撮らせてもらった事もあったし
声をかけてもらって撮らせてもらった事もあった。
そのおかげで
素敵な表情、素敵な写真を沢山撮らせてもらえた。
進まなければ得られない経験を積ませてもらえた。
不安だったけど、その度に背伸びして。
これからもそうやって生きていく。
過去は変えられないけど
未来は変えられる。
変えるのはいつだって自分だ。
「おぉ、オマエよく頑張ったじゃん」
って、自分に言えるように
これからも励んでいこう。
納品した写真達を見ながら
改めてそう思った。