外食恐怖症まじだるい
外食恐怖症とは
僕はメンタル疾患(パニック障害、機能性ディスペプシア)を悪化させて仕事を辞め、実家療養を始めて1年2か月が経過した身であるが、そのメンタル疾患の症状の中に、外食恐怖症というのがある。
これは中学3年生の時から発症しているのだが、どんな病気なのか簡単に言うと、家では普通に食事が摂れる人でも、外食になると緊張してまともに食事が喉を通らないというものである。人によって症状は様々で、程度も人によって異なるので一概には言えないが、場合によっては飲食店自体に行くことすらできないということもある。
僕自身の症状
僕の場合は、飲食店に行くこと自体はできるが、恐らく食事を摂ろうとすると心臓がドキドキして喉を通らなくなると思う。しかし、食事を摂らずに、ただ会話を楽しむというだけならできるかなという感じである。
また、今は外食どころか、家の中ですら充分な食事を摂ることも困難になっているので話にならないが、大学生時代の調子がいいときや、社会人時代の調子がいいときなどは、もう少し症状はましだった。
具体的には、牛丼屋とかならほとんど緊張することなく友達と外食をすることができたし、ラーメン屋とかも、チェーン店ならそこまで緊張することはなかった。それに、食べ放題など、自分の食べる量を自分で調節できる場合は、比較的普通に食べることができていた。回転寿司や居酒屋なども、自分で食べる量を調整できるので、比較的得意だった。
しかし調子の良いときでも、個人でやっている狭いラーメン屋とかは緊張して食べられなかったり、旅行先での外食はあまりできなかったり、急に友達から連絡が来て、ご飯食べに行こうぜみたいになった時も苦手だったりした。
外食恐怖症の人の心理
遊んでるときでも常に外食が憂鬱
外食恐怖症の人は、例えば友達と遊んでいるときでも、常に外食が憂鬱で恐怖心が頭の中から離れない。なので、外食さえなければもっと遊びを楽しめるのになあと常に思っている。逆に外食の予定がない半日だけの遊びとかは平気で楽しめる。
外食が終わればすぐにお腹が空く
外食恐怖症の人は、外食の時は緊張で食事が喉を通らない。しかし、例えば外食が終わって、友達と解散したら、速攻で緊張が解けてお腹が空き始める。なので、すぐにコンビニでご飯を買って家でバクバク食べる。そして、「ああ、この食欲が外でも出てくれたらなあ」と悲しくなる。
食べてないだけですぐに心配されるのがうざい
本来、食事をたくさん食べようが食べまいが、個人の自由であるはずである。しかし、外食でご飯を残すとすぐに周りの人は心配してくるのでそれが鬱陶しいことこの上ない。別に友達が言ってくる分にはいいのだが、社会人になってからは、特にそういう気持ちを持つようになった。別に食事をたくさん食べられなくても、仕事をきちんとやっていれば問題ないはずなのに、ランチミーティングみたいなものであまりご飯を食べてないと、上司は必ず何か言ってくる。それが本当に鬱陶しい。
コロナで外食が制限されても特に影響がない
外食恐怖症の人は、外食が嫌いなので、コロナウイルスの影響で飲食店の営業時間が制限されようが特に影響がない。そして、テレビの街頭インタビューで、「コロナウイルスのせいで飲みに行く機会が減ってしまって残念です。」とか言っているのを見るとイライラしてくる。「こっちは病気のせいで一生飲みに行く楽しみも味わえないんじゃハゲタコ。」という気持ちになってくる。
まとめ
外食恐怖症のことを何も知らない人にとっては、ちょっと意味の分からない話だったかもしれない。しかし、こういう人もいるんだよということをちょっとでも知ってもらえればうれしい。また、同じ症状を持っている人は、この記事に少しは共感してくれるのではないか。なかなか治りづらい病気だと思うが、まあ外食ができなくても死ぬことはないので気楽にやっていこうと思う。