環境ホルモンが2型糖尿病発症を引き起こしている?研究結果が明らかに。
具体的に、何が環境ホルモン?
コレがとても難しい問題です。
まず、環境ホルモンと言われているのが「ビスフェノールA」。けれども、ビスフェノール類、たくさんあります。
レシートなどに使われる感熱紙にはビスフェノール類が含まれています。
最初はビスフェノールAが使われていました。
けれども、人体への影響の懸念が指摘されて、ビスフェノールSが開発されました。ただ、結局それも悪いと言われて、使うのをやめる方向になったそうです。
これ以外にも 沢山疑われている
環境省が環境ホルモンに関して、色々調査したレポートを公表しています。
ココのサイトの 本文(PDF) に飛んで、9ページ目。
メダカで試験した化学物質、これだけあります。
ビスフェノールAは水に溶けにくい構造をしています。けれども、「内分泌かく乱作用を有することが観察」されています。
一つだと影響が分からない人工合成化学物質、複数集まると、体内で色んな作用を引き起こしているのでは?
けれども、その組み合わせ、濃度の違いをすべて検査するのは、不可能です。個体差、感受性まで考えると、どうやったってできません。
そういうことを考えて、化学物質を使わないといけません。何世代も後に影響が出る可能性があります。
これ、おばあちゃんが浴びたDDTが、孫の乳がんの一因になるかも、という報告です。
私たちは、科学技術を使う時には、100年後、1000年後の影響を考えなければいけないのです。
だから、よく分からない技術は、開発しない、使わないのが一番です。
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