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1年戦争の両軍最終兵器を解説します
まったくオタクの話していいですか?
興味のない人には、なーんにも面白くもない話です。
ただある友人から質問されたので、それを熱量込めて語っていたら、その方から
「わかった。もうええわ。ありがとう」
といって、だいぶドン引きされたんですが、僕にしたら消化不良でして、ちゃんと言いたくて仕方なかったのと、改めて頭の中を整理したかったので、ここに書くことにしました。
知りたい人だけ読んでください。
はい、ガンダムの話です。
友人からはどんな質問だったかというと、
1年戦争の終盤、地球連邦とジオンは、それぞれ最終兵器を登場させるんですが、「あの太陽光ビームみたいなん、あれ、なんだったん?」というものです。
では、解説します。
地球連邦の使用した最終兵器は、ソーラーシステムというもので、宇宙空間に20m×10mの鏡を何万枚も並べて敷き詰めて、そこに太陽の光を集めて反射させて、ピンポイントで焼き尽くすという、一撃必殺で大ダメージを与えれるというものです。
太平洋戦争で戦争終盤に米軍が放った原爆と同じような効果とでもいいましょうか。
利点は、低コストです。なにせ太陽光がエネルギー源ですから。鏡さえ量産すればいいので、連邦の国力からすれば短期間での開発は余裕だったんです。
で、戦況は終盤、だいぶ連邦はジオンを押し込んでいました。
ジオン側の拠点は、本拠地がサイド3。この手前にあるのが、ギレンが守る「ア・バウア・クー」そして、ドズルの「ソロモン」という二つの要塞。
それとグラナダという月の資源基地があります。キシリアが担当です。
で、戦力のある要塞は、この「ア・バウア・クー」と「ソロモン」宇宙要塞。
この2つを陥落させないと、本国に侵攻することはできませんでした。
で、ちんたら攻めていたんでは、戦況は長期化してしまって、だいぶ兵力は疲弊し消耗戦になってしまうので、一撃必殺が求められたわけなんです。
そこで、連邦はソロモン攻略をすべく、ガンダムを中心としたホワイトベースなど割とこれまで活躍した戦力をソロモンに集中させ、ソロモンに目を向けさせつつ、でもそれは陽動作戦で、実のところ主戦力は密かに「ア・バウア・クー」に集結させるという作戦に出ました。
要するに、ソロモンは少ない戦力と一撃必殺のソーラーシステムで攻略する。その間に「ア・バウア・クー」に全戦力を集結させてぶつけるというもの。
これを「星1号作戦」と呼んでいます。
ソロモンを守るのは、ご存じドズル・ザビ
この顔で28歳です。
ちなみのこのソロモン陥落の際、脱出させたドズルの娘、まだ赤ちゃんでしたが、その子がやがて「ユニコーンガンダム」で登場するミネバ・ザビです。
↓ この抱かれている赤ちゃんが
こうなる
ま、これがざっくり連邦側の秘密兵器、ソーラーシステムです。
一方、ジオンの最終兵器、これがすごいんです。
ソーラ・レイです。
ソロモンが陥落し、もう後がないジオン公国軍。
とにかく「ア・バウア・クー」を死守です。
ここが落ちれば、ほぼほぼ勝敗は決したと言ってもいい最終局面なんです。
そこでジオンがとった作戦。
ソロモンは落ちて連邦の手に渡ったので、ソロモンに連邦軍が集結しているわけなんですよ。つまり、そこに一撃必殺の破壊兵器を放てば、一気に敵の数を減らすことができます。
攻め込まれている局面を一気に打開することができると考えたわけです。
あ、ジオンの作戦というか、ギレンの作戦ですけどね。
この一撃必殺の超兵器「ソーラ・レイ」とは、
スペースコロニーとは、円柱状でできているんですが、それを照射口にしてレーザー砲にするんです。
しくみは、炭酸ガスレーザー 詳しくはこちら
なんか複雑すぎる仕組みですが、とにかく破壊力は半端ない。
波動砲のもっとスゲーやつですわ。
後にZガンダムのグリプス戦役では、コロニーレーザーとして再開発されています。
で、破壊力が凄まじすぎて、ソーラ・レイは射線上のものは全てなぎ払うことになるんです。
したがって、ソロモン周辺に集まっている連邦の兵たちを照射線上にいる奴らは悉く巻き込まれて焼き尽くすんです。
実は、この時、ジオン公国のデギン公王は、戦局がヤバくなってきたのでソロモン宙域の「ゲルトルバ」というところで和平交渉にきていたんです。
ですがこの時、レビル将軍はじめ連邦の主要護衛艦隊も集結していたもんですから、ギレンは、父のデギンもろとも巻き込んでブチ放ったわけなんですね。(悪い奴ですねぇ・・・大好きですが)
これで、一気に連邦の戦力を消滅させたんです。
そこには、次の作戦に備え移送中であった連邦のソーラーシステムも含まれていました。
これが、ジオンの最終兵器、ソーラ・レイの概要です。
結果、ア・バウア・クーの攻防は、双方死力を尽くした白兵戦が展開されたわけです。
以上、失礼しました。