あなたの子どもは あなたの子どもではない
子どもは「生命」の渇望からの子どもである
子どもは あなたを通ってくる
しかし あなたからではない
子どもは あなたと共にある
しかし 子どもは あなたのものではない
あなたは 子どもに愛を与えることが出来る
しかし 考えを与えることは出来ない
子どもは 自分の考えをもっているのだから
あなたは 子どもの体を 動かしてやれる
しかし 子どもの心は 動かせない
子どもは 明日の家に生きている
あなたは それを訪ねることも 見ることもできない
あなたは あなたの子どもを 思い通りにしようとしてはいけない
人生は 後ろに退き 昨日にとどまるものではないのだから
あなたは 弓である
そして あなたの子どもらは
生きた矢としてあなたの手から放たれる
弓ひくあなたの手にこそ 喜びあれ……と
これはカーリル・リブランというレバノン生まれの詩人の詩です。
お腹がすくかもしれない。
もっと食べさせてあげなければ…
毎日通って他の子と同じような学校生活を過ごしてほしい
友だちと仲良くしてないと独りぼっちで寂しい思いをしてるんじゃないかしら。
成績でいい点とらないと大人になってから苦労する
ちゃんと就職してお金に苦労しない生活を手に入れてほしい
しっかり働かないと食べていけないに決まってる
これ、あなたはそう生きてきたんでしょう。
いや、そうありたいと願いながら生きてきたのかもしれません。
僕はそれでいいと思うんです。
子どもにもこう生きてもらいたいという親の期待を語るのは。
でも忘れてはならないのは、選択権は子どもにあるということ。
子どもは見ています。
遊んでいる子どもに
「いつまで遊んでいるの!早く勉強しなさい!」
とイライラしながら叱ったとします。子どもは訊ねます。
「なんで勉強しないといけないの?」
「勉強したら大人になったら幸せになれるの!」
その時、お母さんが幸せだったら、説得力は抜群でしょう。
でも気づいてるんです。
…お母さん、いつもイライラして幸せそうに見えないや…
なんでお母さんは、勉強したら幸せになれるということを分かっているのにいつもイライラしてるんだろう?
自分のできもしなかったことを僕に押し付けようとしてるんじゃないの?
そんな疑問や不信から、やがて子どもは親の言うことを聞かなくなる…
ああ、自分で言っていて耳が痛い…
心理学では「モデリング」といいます。
子どもは親が「言うよう」に育つんじゃなくて、「するよう」に育つんです。
あいさつしない子どもにあいさつする子になってほしいなら、「あいさつしなさい!」と言うんじゃなくて、自分が大きな声であいさつする人になればいいんです。
だから僕は今さらだけれども、
これからは、自分(親自身)が人生を楽く生きることにしよう!
そう決めました。
目から鱗の子育て講座、よかったら受けてみてください。
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