ザイガニック効果を利用せよ
人の顔と名前、ぜんぜん覚えられないんです。
明らかに歳を取ってから、拍車がかかっているのを実感できます。
最近のことは忘れても昔のことは忘れてない…なんてよく言われますが、いいやそんなことない!
昔の芸能人ですら、名前出てこんもん!
この名前、スッと言えます?
僕は、最近海外ドラマを見ながら、いちいち登場する人の名前を口に出す訓練をしています。
だって、いくら毎日見ていても、主人公以外の名前が覚えられないんですから。
で、気づきました。
対処法…
紙に名前書いてみるんです。
すると、視覚で記憶できるんです。
そうすると覚えられることが分かったんです。
あれ? いや・・・
話がそれていきそうなので修正します。
今日は、記憶力をテーマにしたかったんではないんです(笑)
恐らく皆さんにも、経験があるかと思います。
道でばったり出会った人の、顔はわかるのだけれど名前が出て来ない・・・。
そんな時に限って、相手はこちらの名前を覚えていたりする。
「どちら様でしたっけ?」とも訊けず、何とかその場をやり過ごして、数時間たった後
「ああ!思いだした!○○さんだわ!」 ってね。
その人と別れた後、ずっと「あの人の名前、何だっけ?」と考え続けていたわけではありません。
でもその間、脳の潜在意識はデータ検索をかけ続けています。
そして数時間後に「あったぞー!」と答えを出してきます。
これをザイガニック効果と言います。
潜在意識は、とにかく融通が利きません。
脳は、「もうそのことは考えなくても良い」という判断が出来ません。
一度かけた検索は、見つかるまでバカ正直に答えを探し続けます。
人の名前のように、明確な答えのあるものは、答えが出た時点で検索を止めます。
私は、これで寝れなくなるタイプの典型です。
寝床に入って2時間ぐらい悶々とし、うっすら寝入って、朝の4時頃に閃いて、まるでお告げがあったようにして目が覚めます。
もう、その後2度寝は絶対にできません(笑笑)
ピンクの象を想像しないでください!絶対に想像してはダメ!
…と言われて、想像しないことができますか?
ところで、私たちはこんな質問を自分にしていることもあります。
「私はこれでいいのか?」
「私はどうして失敗ばかりするのか?」
「どうしてこんなにやる気が起きないのか?」
とか、
「あの人って、何でああなの?(意地悪なの、わからずやなの、頑固なのetc…)」
「あの人って、どうしてわかってくれないの?」
脳は起きた出来事の意味付けをしたがるので、このような自分への質問が浮かぶんです。
でも、この質問には答えはありません。
そして、質問がうまれると、脳の潜在意識は答えを探して検索をかけ続けます。
心がマイナスな状態にある人は、こうした「答えのでない質問」を延々と自分にし続けています。
脳はパソコンと同じです。同時処理で検索をし続けていると、パソコンは処理能力がパンク状態になって、フリーズ(動かなくなる)してしまいます。
脳が疲れ果てている人、多いですよね。
話はまた逸れましたが、このザイガニック効果。
TV見ていると、腹立つんです。
『この後、とんでもない展開が待ち受ける!』
『突如現れた男に一同騒然!一体どうなってしまうのか!?』
必ず、このテロップとナレーションが流されてCMに入る。
ムカつくけど、後が気になって、CMが終るまで待ってしまう・・・(のが悔しい)
情報の空白を脳は埋めたくて仕方がない。
何が言いたいかというと、結論は…
質問をすると人は無視できないんです。
これを利用して、人の関心を惹く。
つまり、人との会話や育成面談など、こちらが一方的に話してばかりだと、相手は自分で考えることをやめてしまいますよ… ってことです。
随所に質問を投げていないと、あなたの話に相手は関心を失ってしまいます。
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