【広告・PR業界志望の就活生向け】サークル活動を通じて、広告PR脳を鍛える方法
中学の頃からよさこい踊りが趣味で、かれこれ20年近くよさこいを趣味として生きています。
大学ではよさこいサークルに所属し、卒業後もたまに踊ったり。
結婚式の余興でよさこい踊りを披露することもあったり。
正確には違いますが、よさこいと聞いてピンと来ない人でも、小中学生のころ「南中ソーラン」を踊った経験はあるのではないでしょうか。
※以下、私が踊っている南中ソーランの映像。
現在は社会人として、
新卒でPR会社
↓
事業会社のマーケティング
↓
新規事業開発室 ← イマココ
とキャリアを歩んできました。
新卒時代、PR会社にて、
見てくれる人の立場に立ち、どういうメッセージを打つべきか
ということを訓練したものです。
そんな社会人経験をもってして、
私がもし大学時代に戻ってサークル活動=よさこいチームを引っ張るならどんなことを考えるか、整理してみました。
これを読んでいる就活生がいたら、自分のサークル活動・運営と照らし合わせてみてください!
何かしらヒントになるかと。
1.ターゲットを区切る
よさこいチームを運営する立場から見ますと、
そもそもよさこいは、
・踊ってくれる踊り子
・見てくださるお客様
・応援してくれるOB/OG
がいないと成り立ちません。
こうした関係する人々(広告PR業界では、ステークホルダーと表現)を
きっちりと整理することで、
がより明確になります。
打ち手が明確になることで、
・練習でどんなことをメンバーに伝えるか
・なにを広報として情報発信するか
・どんな演舞を作るか
などが、より緻密に設計できます。
2.どのようにターゲットを区切るか
ではどうやってターゲットを区切るかですが、
大きい分類から考え、
「それらが何で構成されているか」
ということを考えます。数学で習った”因数分解”のイメージです。
この区切り方・考え方を業界用語では、
MECE(ミーシー:Mutually Exclusive, Collectively Exhaustiveの略で、「モレなく、ダブりなく」という意味)
と言います。
MECEを詳しく知りたい場合、こちらの本が有名です↓
よさこいチームを運営する立場からすると、
このようなターゲット分類が考えられます。
↓↓↓
まず、このように
・チーム内(インナー)
・チーム外(アウター)
と分けることができます。
更に、もう少し具体的に定義すると、
このように
・チーム内:現役
・チーム外:お客様
・どちらにも属する:OB/OG
があります。
更に因数分解すると、例えばこのように分解できます。
現役メンバーでも、所属歴やポジションでグラデーションができますし、
OB/OGといっても現役メンバーとの距離感でグラデーションがあります。
お客様においても、
・他チームの踊り子
・チームのファン
・カメラマン
・よさこいをたまたま見た人
など、あらゆるグループが存在します。
このようにチームのターゲットを分解することで、
を以下のように細かく考えることができます。
こうした読後感を考えることで、
それぞれに対する打ち手が決まってきます。
3.読後感に合わせて打ち手を考える
ここまでをまとめると、このような図で表現することができます。
となります。
細かい話はさておき、打ち手において
・練習
・演舞
・広報(SNS)
と分類できます。ターゲット&読後感に適した打ち手を考えていきます。
ざっくりと以下のように、方向性を描くことができます。
といったことを考えることで、
具体的で、且つ、効果的な打ち手が決まります。
4.PR発想でどんなチームにするか考える
このように、
ターゲットを区切り、ターゲットにどう思われたいかといったことから逆算して施策を打つ考え方を”PR発想”といいます。
広告PRの話をしますと、昔であれば、
広告=テレビCM、新聞広告、ラジオCMなど
PR=パブリシティ(どうメディアに取り上げられるか)
といった棲み分けでしたが、今はもう違います。
PR発想が上位概念としてあって、
その中で、どんな打ち手が適しているか
といったことを考えていきます。
(新型コロナのせいでこれまで通りの運営をできなかった就活生が多いと思いますが)
自分自身が所属していた・しているサークルにおいて、チーム運営をPR発想で考えて、打ち手を策定することで広告PR界隈で働くために必要な力=PR発想を身に付けることができますよ!