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カナダのトロント市で日本語教師をしている田中恵美子と申します。3月14日から自宅待機をしています。カナダでどんな生活をしているか自分への備忘録として、振り返りながら日記を書きたいと思います。

3月29日 自宅待機16日目 :感染者が6329名 死者は65名(5名増)

午前:日本語と英語を練習するラングエッジエクスチェンジの会を開催。この会は2年前から毎週日曜日の朝に近所でカフェで行っていたものをオンライン化。カナダのよさこいチームのメンバーと日本語学校の生徒さんが参加してくれた。ZOOMを使って、グループを二つに分けて日本語と英語を2時間練習。私たちの会の特徴はただ話すだけではなく教材を作って、文法や読解なども取り入れ学んで帰ってもらうこと。2時間たっぷり勉強ができました。日本語や英語を学ぶことも大事だけれど、それよりもこうして人と話すことの大事さを皆で改めて実感。友人との電話だとどうしても今の生活についての話になりがちなので、語学練習としてトピックがあって話すことがとても新鮮だった。どうして英語を学び始めたのか、何か一つ能力が手に入るなら何がいいかなど、この特殊な生活の中でウィルス以外の話ができることがとても有難い。会の最後に皆からも楽しかったという声があがって良かった。この会は大事にして週に1回は続けて行きたい。

午後:よさこいの国際チームの今後の活動について資料作り。何度も何度もスタッフとやり取りして、今後の状況を想定しながら対策についてまとめて行く。書いても書いても何が正解か分からないけれど、とにかく状況を冷静に把握し、踊り子の安全を優先しながらも彼らのためにできる限りのことをしてあげたいという気持ちを優先して決断をして行く。踊り子に向けてのメッセージを書いていると、これまでの事や、こんな事を書かなければいけない事態に涙が出た。辛いのは皆同じ。でも辛い時は無理せず泣くのも大事だと思う。

私が住んでいるのはトロントのダウンタウン中心部から地下鉄で15分ぐらいの高級住宅街(我が家はふつうの家)。この辺りは治安も悪くないし静かなのでまだ安心して生活できているけれど、外に本当に出なくなったので世界がどうなっているのか正直あまりわからない。日本のスタッフとやり取りをすることが多く、今の生活の中で朝起きる必要もないため、この数日昼夜が完全に逆転してしまった。そのせいで日光を浴びずに一日を終えることも多い。明日は朝起きて散歩にでも行こうと思う。

メモ:自宅待機の際に買っておいて良かった物:ネスプレッソのエスプレッソマシーンのカプセル:我が家はコーヒーをよく飲むのでこのマシーンのおかげで家カフェを楽しめている。ミルクをあたためたら簡単にラテができる。カプセルを入れるだけなので本当に便利。押し入れにずっと眠らせていたこのマシーンがこんなに役立つとは。

オンラインラングエッジエクスチェンジの詳細です。世界中から参加できますので宜しければぜひご参加下さい。https://www.meetup.com/ja-JP/Toronto-Japanese-Language-Exchange

写真はラングエッジエクスチェンジの会の皆と。人と話せることがこんなに大事なんて。

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