プログラミングを教える人はプログラマになる問題

情報Ⅱで本格的なプログラミングが勉強できるようになった。しかしほとんどの学校ではこの内容が教えられるとは考えられない。このレベルの内容を教えられる人がいないからだ。

プログラミングは役に立つ。端的に言えば稼げる。稼げるから国はプログラミングを教育に組み込むわけなんだけれど、ここには大きな落とし穴が。

仮に教員がこのレベルのプログラミングを教えられるようになったとして、その人は教員を続けていられるだろうか。安月給で面倒くさい子供の世話もしなければいけない。残業続きで親御さんともコミュニケーションしなければいけない。

エンジニアの方が給料はずっと高いし面倒くさいことも少ない。おまけにすぐに転職できるほど需要がある。私なら絶対に教員をやめる。

つまりプログラミングを教育にはプログラミングを教えられるほども人間になってしまうとプログラマーに転職してしまうという問題がつきまとう。

これは既に米国で問題になっている。米国における学校教員とエンジニアの給料の格差がありすぎるから。日本の場合はまだエンジニアの給料が抑えられているがこれも今後青天井で上がることは間違いない。

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