「恋人契約」のススメ
晴れて(?)恋人契約期間が満了し、フリーになりました
詳しくはこちらの記事をどうぞ
卒業ということもあり、共通の友人らと飲みに行く機会が多々ありました。
その度に「本当に終わりなの?」と伺われます
聞かれるたびに「あと一ヶ月だよ〜〜!!」「2週間後には!!」と素直に元気に伝えていました。
私はこの「恋人契約」に対してネガティブに捉えておらず、ハツラツと答えているので聞き手は各々思うところがあるようです。様々なご意見を伺います
今回は、「恋人契約設定布教活動」として「恋人契約」をすることに対してメリットデメリットを整理したいと思います!
恋人契約のメリット
①「喧嘩別れ」を防げる
先ほどの記事で記載がある通り、契約を結ぶことで「いつか必ず訪れてしまうであろう綻び」を防ぐことができます。
私たちの場合は、「キャリア観の差異」「結婚願望がない」が「関係の綻び要素」でした。この「関係の綻び要素」があるなら関係の綻びはもはや時間の問題で、遅かれ早かれ必ず関係に終わりがやってきます。
恋人契約を結ぶことで、その「いずれやってくる綻び」を任意に設定し、円満な別れとすることができます。
②自分・相手・それぞれの人生に向き合える
①で紹介したように「関係の綻び」を明確にすると、その過程で自ずと自分や相手の人生について考えるようになります。
私は社会に出たら何をしたいのか?
(キャリアは?結婚は?出産・子育ては?親や祖父母の介護だってそのうちやってくるかもしれない)その時にこの人と居たいのか。居れるのか
私は相手に何をできるのか。相手は私に何を与えてくれるのか
などなど、「人生」という長い目で見たときに、お互いのためにどこまで一緒にいるべき存在なのかを考えることができます。
「ずっといるほどではない」と結論づいても、「その上で、時間の許す限りは一緒にいたい」と思える人に出会えてるわけですから、それほど素敵なことはないと思います。
③感情的になるのを防げる
これに関しては鶏が先か卵が先かという感じはあるのですが
契約期間を設けることで、「この関係を破綻させるほどか?」と俯瞰的に考えることができます。
つい感情的になっても「まぁあと1年だしな」「今ここで終わらせるほどのことではないかも」と一度冷静になることができます。
「感情のままに相手に取り掛からない」というだけで、もちろん不満があったら都度伝えます。不満を溜め込むのはそれこそ「綻びの進行」です。
でも伝え方を感情に任せるかそうでないかも関係を維持する上でとても大事だと思います。
そういった意味で、「感情的になるのを防げる」というのは大きなメリットだと思います。
④依存する恋愛を防げる
これも若干ニワトリタマゴなところはありますが、契約期間を設けることで相手に依存することが防げます。
私自身、他者依存が激しかったタイプでした。
恋人契約を結ぶことで、「相手に幸せを委ねたら契約期間後、崩壊してしまう」という現実がやってきます。それにより私は「自分の期限は自分で取る」という訓練を始めました。
今は一人の時間を楽しめるようになり、精神的にも落ち着きました。(前は気分の浮き沈みが強かった)
恋人契約のデメリット
①打算的になる
これはシンプルに私の性格が悪いのもありますが、「あと少しで別れるしな」とプレゼントがグレードダウンしたりします(最低)
実際に契約満了直前のバレンタインでは、自分が卒業展示に向けて忙しいのもありますが、「来月引っ越すからわざわざお菓子作りの材料買いたくないな。このために買っても使いきれないし」とバレンタインをうやむやにしました(最低)
②トキメキが蒸発する
「トキメキがあったら別れのタイミングは切り出さんのよ!」と心のノブが叫んでいます。こちらもニワトリタマゴではありますが、少なくともトキメキは無くなります。
良くも悪くもトキメキがある状態って恋に盲目になっている状態だと思います。
③共感されづらい、否定されることも
今まで受けたコメントとしては
さみしくないの?
理解はできるけど、共感はできない
どうして?
怒(友人は「一生の覚悟ができないヤツだ!そんなハンパもんに付き合わせてたまるか!」という私への愛情から怒ってくれました。ちゃんと説明したら「私の選択」として受け入れてもらいました。)
などなど
正直肯定的な反応をもらったことは一度もないです。
なので、人によっては隠したいことになるかもしれません。
ここからは恋人契約期間について話した時にいただくよくある質問コーナーです!!
Q&Aよくある質問
Q.さみしくないの?
契約を持ちかけられた時は寂しいというより、悲しかったです。
でも契約を結んで、ゆっくりと寂しさの対策をしてきたので契約満了のタイミングで寂しい感情はないです。
ただ、これ美味しそう!とお菓子を二つ買って「もう渡せないのか」と思ったり、「ねぇ今日学校行く途中にイブサンローランのロゴ入った毛布干されてたの!!」みたいなくだらない話をする先がいなくなったなぁと思います。
これをいうと「それをさみしいって言うんだよ!!」と質問者から怒られました。私の中では「さみしい」と言うより「今まで染みついた習慣が抜けてない」と言う感覚なので、寂しくはないです。(これを言うとまた強がりみたいになっちゃうけど、本気でさみしくないんですよ。ほんとだって)
Q.「それならもう別れちゃって良くない?」って思わない?
その気持ちは、わからなくはないです。確かに「関係性に期限を設けるならその時点でこの関係性はいらないのでは?」と思いますね。私もそう思ったことありました。
でもむしろ、「その上で、それでも付き合っていきたい」と思えるのはとても恵まれた出会いなのでは?と気づきました
今時点の最大公約数的な選択をするなら、この人と付き合うことだ と思いました。
Q.契約の具体的な日取りはどうやって決めたの?
元々は「大学生まで」と決めていました。卒業一ヶ月前あたりから、私の引っ越しや就職先の予定が見えてきたので、そこと調整して具体的な日取りを決めました。
Q.契約期間が終わった後はどうしてるの?
住まいが離れたことで物理的に会うことが難しいので、会ってはないです。でも連絡はとり続けていますし、「またそのうち近況報告しあおうね」と話しています。
「ちょっとディープなことも話せる友達」みたいな関係になったのかなと思います。
最後に
恋人関係の期間を設けるのはやはり普通ではないようです。
私は、契約を持ち出してきた元相方の「誠実さ」だと受け取っています。
結婚は「一生一緒にいる」という契約です。それなら恋人関係にも「いつまでは一緒にいる」という契約をしてもいいのでは?むしろそれをはっきりさせる・意思表示をする方が誠実なのでは? とも考えられます
こればっかりは恋愛観、引いては人生観の話なので、強要されないしさせないです。(「ススメ」とかタイトルに書いちゃってますが)
読んでくださった方が「こんな選択もあるんだな」と選択肢の発見になれば幸いです
最後に、元相方にも恋人契約について聞いてみました!(もちろん掲載許可もらっています)
元相方の意見なので、この部分は有料コンテンツとさせてください。
同意を得ているとはいえ、私がもらった彼の言葉をタダでネットに垂れ流したくないので
ご興味ある方は是非ご覧ください(いただいたお金は、再会した時の飲み代に充てさせていただきます)
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