Distant Worlds: music from Final Fantasy オーケストラコンサート - 東京国際フォーラムでの感動のライブ
先日、東京国際フォーラムで開催された「Distant Worlds: Final Fantasy オーケストラコンサート」に行ってきました。2024年6月9日のこの日は、雨が降りそうな天気でしたが、涼しくて過ごしやすい日和に恵まれました。以下は、コンサートの感想をまとめたレビューです。
天候と会場の雰囲気
雨の予報があったにも関わらず、涼しく快適な天気でした。会場は東京国際フォーラムで、スクリーンの存在感に圧倒されるNieRのコンサートと比べると、オーケストラ演奏そのものを楽しむためのステージのようで、木造独特の重厚な雰囲気が漂っていました。客席サイドの近未来的な照明との対比が印象的でした。
客層と雰囲気
客層は幅広く、20代後半から30代が多いように感じました。男女比もほぼ同じくらいでした。少数ですが家族連れの姿も見られ、小学生くらいの男の子がお母さんと一緒にパンフレットを見ている姿が微笑ましかったです。
指揮者とスクリーン表示
指揮者は英語ネイティブで、日本語訳がスクリーンに表示されていましたが、文字が小さくて読みにくかったです。簡単で聞き取りやすい英語だったため、内容は理解できましたが、もう少し文字を大きく表示する工夫があれば良かったと思います。
ゲーム映像と音楽のシンクロ
思い出のゲーム映像に合わせて演奏される音楽は、感動を呼び起こしました。FF9やFF10を学生時代にプレイした記憶が蘇り、FF14のプレイヤーが多いのか、シンガーのパフォーマンス中には涙を流す観客の姿も見られました。昨年のNieRコンサートでも、ファンに深い衝撃を与えたシーンの曲では同様の光景が見られていたことを思い出しました。
ブラスバンド風チョコボ
チョコボのテーマは、ブラスバンド風のアレンジで大いに盛り上がりました。美声の合唱による相槌と相まって、会場全体が笑顔に包まれました。チョコボの愛らしさと凛々しさが見事に表現されており、これからもグラフィックスやミュージックコンポジットの進化と共にその魅力を増していくことなのだろうと確信しました。
感動のケフカ戦ファイナルバトル曲
最も感動したのは、FF6のケフカ戦ファイナルバトル曲「妖星乱舞」でした。ケフカはFFシリーズの中でも屈指のヴィランであり、その複雑なキャラクター性がこの曲に表現されていました。改めて生で聴くと、曲構成の素晴らしさに感心せずにはいられませんでした。聴き終えた後は、ケフカの生涯と狂気に思いを馳せ、感動のあまりぐったりと心を消耗したものの、オーケストラ奏者への拍手は惜しみなく捧げました。
このコンサートは、Final Fantasyファンにとって忘れられない夜となりました。ゲームの記憶と音楽が融合した瞬間に立ち会えたことは、まさに特別な体験でした。次回もぜひ参加したいと思います。