ピヨちゃん事件2 〜家族に化学物質過敏症が疑われたら〜
「身内の恥をさらす」という表現がある。今から書くことも当てはまるのだろうか。
残念ながら悲劇は続いた。この4日後のこと。
ピヨちゃん事件2
夫が例のボディーソープを再び使ったらしい。
前回「もう使わないね」と約束してくれたコドモが抗議に行った。そして、「嫌なこと言われた」と泣いて戻ってきた。
使わないでよ・・・
コドモを泣かすなよ・・・
ネタつくってくれなくていいし・・・
今回は単独行動だからひとのせいにできない。「今まで(使っても)大丈夫だったのに」とボソッと漏らしていた。わたしだってそう思う!!が、4日前を忘れたか!!(怒)(涙)
またみんなの精神状態悪化。
幸いわたしが先に入浴していたので前回のように風呂場での難は免れた。しかし、その後、脱衣所での洗濯時に体調不良に陥った。風呂場の隣なんですけど。恐るべし化学物質・・・。わたしは体調も悪化。
洗濯を夫に託して床に寝転がりました。
家族に化学物質過敏症が疑われたら
家族や同居者に化学物質過敏症が疑われたら。この一連の経験から個人的に言えることはまず、
1. 話し合う
2. 危険性のあるものをなるべく捨てるか隔離する
のふたつかと。
(追記 2021年5月24日:これをすれば大丈夫ということではありません。少し前のわたしに伝えたいこととして、また、「一体なにからすれば?」と思う方の参考情報のひとつになればと思い書きました。)
どういうきっかけでどういう状態になるかを共有できるまで話し合う。目に見えないものの話だから難しいけれど。伝えるしかないし、受け止めるしかない。
『空気の授業 化学物質過敏症とはなんだろう?』(柳沢幸雄、ジャパンマシニスト社、2019年)にはこう書いていある。
化学物質過敏症の人は「におうかにおわないか」で判断しているわけではありません。症状を感じるか感じないかで物質の有無を判断しています。
今ならわたしもよくわかる。「あ、ある・・・」という感覚。
理解は難しいと思う。どうか受け止めてください。信じてください。
家族にも受け止められない、協力が得られないとなると何重にも苦しみます。
その上で危険性のあるものをなるべく捨てるか隔離する。
正直なところ「使わなければ」と思っていました。が、その中で起きた二度目の悲劇。
すぐ捨てられるものは捨てる。難しければ、袋に入れてしっかり口を縛りなるべく遠ざけるなどでしょうか。
判断の基準は化学物質過敏症が疑われるひとが「これは!」と感じるものになるかと。多くのひとがどういうもので症状が出るかは、一例としてこういう情報もあります。
先ほど紹介した書籍によれば、化学物質は特定されているだけで1億種類くらいあるらしい。なので、「症状の出る化学物質を具体的に答えよ」は愚問だとおわかりいただけたら。
家族の協力
夫の名誉のためにも(?)書き添えておく。
ある休日に一時間半ほど、掃除、換気、洗濯に専念してくれた。どうやら化学物質の持ち帰りがあったようでやむを得ず。その間、コドモとわたしは避難のため外出していた。
誤解を恐れずに言えば、家族や同居者の行動がリスクになりうる。他方で助けてくれるのも家族や同居者だったりする。
あ、これって化学物質過敏症に限った話ではない。暮らしの中の、生きる中での思いやりや助け合いの一環ということですね。
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保育園と香害(2021年度)
保育園で直面している香害について。著者は自称化学物質過敏症。症状の有無は関係なく化学物質を吸って触って食べて体に蓄積させている危険性を問題…
「毎日のちょっとずつでわたしが変わる、社会が変わる」につながるインプットや活動に使わせていただきます!使い道はnoteでお伝えしますね。