【今から始める】 SeaArtでAIを使って画像を作ってみよう
画像生成AIは、ここ最近で凄まじい進化を遂げています。特に、最近では本当に実際の写真のような画像を生成できるようなモデルであるFlux.1が登場して話題を呼びました。しかし、「なんか難しそう」と敬遠している方も多いのではないでしょうか?ということで今回は誰でも簡単に画像を生成できるSeaArtというサービスについて解説します。
これから画像生成AIを使ってみたい!という方は参考にしてみてください。
SeaArtとは?
SeaArt.aiは、ユーザーが簡単に高品質な画像を生成できる基本無料のオンラインプラットフォームです。最もメジャーで研究されているStable Diffusionという系統の画像生成システムを使用しており、初心者の方に最もお勧めできるサービスとなっています。SeaArtでは、さまざまなスタイルやテーマに基づいた画像を作成することができ、アートやデザインのプロジェクトに大変役立つツールです。初心者でも扱いやすいインターフェースが特徴で、特に日本のユーザーが多いのも安心できるポイントです。
基本的な機能
SeaArtにはAIを活用した様々な機能があります。文字から画像を生成するText to Imageというサービスや、画像から画像を生成するImage to ImageやControl netなどの画像生成サービスだけでなく、AIキャラクターと会話できるCyberpubというサービスやAI音声やAI動画なども作成できます。
もちろんメインは画像生成のサービスです。
SeaArtのすごいところ
SeaArtのような画像生成AIを扱うサイトは他にも複数存在しますが、それらとの最大の違いはアップデートの早さです。最新のFlux.1やSD3.5を発表からすぐに使えるようにしてくれました。
他にも、画像生成以外のAIも扱っていることや日本語に対応していること、多くのモデルが使用可能なこと、カスタマーサービスの対応が速いことなども大きな利点です。
SeaArtを始めてみよう
まず、SeaArtを利用するためには、公式サイトにアクセスしてアカウントを作成する必要があります。
まずはSeaArtにアクセスしましょう。
画面右上のログインボタンをクリックして、新規登録をしましょう。ログインと書いてありますが、普通に新規登録できます。
あとは、お好きな方法でアカウントを新規登録していただければOKです。個人的にはDiscordと連携しておくことをお勧めします。というのも、SeaArtには公式Discordサーバーがあり、そこには日本語のユーザーさんも多くいらっしゃるので困った時に相談しやすいです。
実際に画像を生成してみよう
SeaArtの基本機能はプロンプトと呼ばれるテキストから画像を生成するText to Imageです。今回はこの機能について解説します。
画像を生成する大まかな手順は
モデルを選択する→プロンプトを入力する→パラメータを設定する
です。
1.モデルの選択
まずは生成に使うモデル(Checkpoint)を選択します。デフォルトでは、実写系のSD1.5系のモデルである”yayoi_mix”が選択されています。
実写系の人物の画像を生成したい場合はここを変える必要はありませんが、そうでない場合は適切なモデルを選択できます。右側の切り替えボタンからモデルを選択できます。初心者の方はどのモデルを選べば良いか悩むかと思いますが、表示されるサムネイルだけで判断して構いません。
2.プロンプトを入力する
プロンプトには、求める画像の内容を記述する(ポジティブ)プロンプトと、画像から欲しくない内容を取り除くネガティブプロンプトがあります。これに慣れていない初心者さんは、ホーム画面にある他の人の画像からプロンプトやネガティブプロンプトをパクり参考にしましょう。注意としては、プロンプトは普通の文(自然言語)ではなくフレーズで区切ったものである事が望ましいです。例えば、”A girl with black hair is dancing ”というプロンプトよりも、”A girl, black hair, dancing”というプロンプトの方が良い画像を得ることができます。
また、前提知識としてStable diffusionは英語でトレーニングされているため、プロンプトは英語で書くことが望ましいです。実際には日本語でも入力できますが、英語以外の言語で入力されたプロンプトは自動翻訳で英語に翻訳されて処理されます。その時に細かなニュアンスの違いが発生し得るため、英語での記述が推奨されています。
3.パラメーターを設定する
最後にパラメーターを設定します。パラメーターは緑色の高級設定というところで設定します。基本的には初期設定のままで問題ありません。ここの設定は中級者さんでもテンプレートでしか使っていない方も居るので、初心者さんは気にしなくて大丈夫です。
結局大事なのはモデル選択とプロンプトなので、パラメーターは後々勉強しましょう。
以上を設定できたら、右下の矢印をクリックして生成してみましょう。時間帯にも依りますが、数秒から数分で画像が生成されます。気に入った画像があったら保存してみましょう。因みに保存とダウンロードは違いますのでそこは注意してください。
まとめ
本記事ではAI画像生成に興味のある初心者さん向けにSeaArtについて解説しました。まとめると、SeaArtは誰でも手軽に無料で画像生成を体験できるツールです。Stable Diffusionを簡単に試せるため、欲しい画像の生成を気軽に楽しめます。また、Img2Imgやコントロールネットなどの定番の画像生成ツールも利用できるため、細部にこだわりたい方にも適しています。
SeaArtは現在無料で使えますので色々と触ってみて、最新の画像生成AIを楽しんでみてはいかがでしょうか。