ミニマムライフに目覚める
私はミニマムライフにハマっている。
ミニマムライフとは、
必要最小限のもので生活するというライフスタイルのことだ。今は少ないモノで生活していて、とても快適ですが、以前の私の生活は沢山のモノに溢れていました。
幼少期は、比較的欲しいモノを買ってもらえなかった為、その反動で社会人になってからというもの、欲しいものはどんどん手に入れる、いわゆるマキシマリストになっていました。しかしそれらのモノ達も長く使えるものなら良いのだが、そこは元来の貧乏性が出てしまい、安かろう悪かろうなモノに手を出してしまっていました。
☆欲しかった漫画(ジョジョ)、
☆欲しかったデニム(ビンテージは高かったのでレプリカジーンズ)、
☆サングラス(黒や茶色、無駄にレンズは青や黄色まで)、古着が好きだったので、比較的安くコーディネートしていたが、「欲しい!」際限が止まらない状態。指輪(店員さんに言われるまま、変なデザインのものを)、
☆革ジャン(ドラマでキムタクが着ていたA2?を買いに行ったはずが、店員さんに言われるままマタギみたいなムートン?のファーがついた謎の革ジャンは8万円くらいした)
☆店員さんに勧められてるまま買ったアメリカ軍もののデッドストックのロングコート(その後、たまたま友達と見に行った映画館で、なぜかわからなかったが自分と同じ格好をした人たちにたくさん遭遇した。青島刑事、どうやら事件は映画館で起こっていたようです。)
今考えると、
『自分は欲しいものを買ってもらえないというコンプレックス』からか、モノでしか自分を飾ることできませんでした。本質がまるで見えていなかったのです。
年齢を重ねるにつれ、いらないモノはどんどん増えて行ったので、
引っ越しを繰り返すたびに、
「今すぐは使わないけど取り敢えず取っておこう」と、
色々なモノが実家に送りつけていった。きっと親はたまったもんじゃなかったとおもう。とはいえ一旦モノは身の回りから減ったとてまた新たに色々なものを買ってしまうのでさらにモノは増えるのであった。
☆歴代の携帯電話達
☆タウン雑誌の街角ファッションスナップに取り上げられた時に着ていたもう着ることのないTシャツ
☆イギリスで買った時代遅れの高いだけの皮パンツ
☆見た目だけで買った聴きもしないレコード盤
☆レアだからっていう理由だけで集めていた使いもしないビンテージのフィルムカメラ
☆もう読み返すことのない分厚いビジネス書
これら大量のもの達が私をじわじわと圧迫していた。