学校と私(3)
教室空間
”教室に入る”という行為は、
毎日のルーティーンだ。
自分の机に行って、今日の準備をして
カバンをロッカーに入れ時間までに様々なことを済ませ、
自分の席につかなければならない。
別に大したことではないけれど、
学校に行きたくない子からするとその流れ一つとるにしても
それなりのリスクがある。緊張がある。
学校に行くという部分をひとまず抜いたとしても
教室に入る事は、なんとなく人目を気にして、
ドキドキしながら入っていた気がする。
「自分はここに入っていいのか」 と・・・・
そう思いながら。
中学生の時に教室がいい場所だという風に思ったことは一度もない。
「早く休み時間になって欲しい」
「早く部活の時間になって欲しい」
そんな事ばかり思っていた。
私には居たいと思える空間がもっと他にあったんだ・・・・。
(続く)