それほど意識高くない在宅勤務 Vol.1
人生初のリモートワークである。
木曜日に準備をしたのであるが、まぁ時間がかかった。自分の、ではなく自社の体制に対して、である。まずは緊急事態宣言ということで、連絡網を作成しよう(今までなかったのか、というツッコミはさておき)ということで、各自のメアドを集めてPCから通達事項を一斉送信。
すると弾かれるメール――docomo wallである。「docomo、au、softbankのキャリアメール以外はメールにあらず」そんなことを高らかに宣言するかのようだ。仕方ないので、自分が各人の携帯をいじらせてもらい、一つ一つ「迷惑メールフィルタを編集、ドメインを許可」を繰り返していく。もちろん「各自、この設定を行って下さい」と通達したところで誰もできないわけであり、フリック入力をしているところを、さも"魔法使い"かのように見られる始末である。
もちろんSlackなどのアプリで簡単に連絡できるのだろうが、これは自分の負担以上の何物でもない。インストールして設定して概念教えてやり方教えて…となると日が暮れる。「家電店が"設定1つ500円"をとる」のが適正に思えてくるのである。
弊社の社員の方々には、自宅にPCもなく、あってもWifi環境があるはずもない。そう、Zoomでのオンライン会議などという意識高いものなど遠い話なのである。一応、会社にはサーバーというものがあり、そこから欲しいファイルをメールで送ってもらう、という作業でも弊社社員に頼むことは難しい。
自分も、漸くここで「あ、そうか、リモートデスクトップ環境を整えれば良いのか」と今更ながらに気付く。
まずは、次の出社機会で環境づくりだ。
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