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40代あたりでの転職の"コツ"
仕事内容と給与の折が合わない
職場が遠い(出張が多い)
残業が多い
人間関係などなど…
何歳になっても、転職をしたくなるものです。
20代や30代前半であれば、伸びしろを考慮して
未経験の業界・業種に飛び込むこともできるかもしれませんが、
40代になると、そう簡単にはいかない事が多いです。
未経験からエンジニアなる
スポーツ選手になる。
バンドでメジャーを目指す
など、ちょっと現実的で無いかもしれないですね。
後々失敗をしないように、キャリアの棚卸しと自身の強みを
見つけていきましょう。
① できる事(得意な事)は何か?
まずは、できる事を書き出していきましょう。
なるべく人よりも秀でる経験が良いでしょう。
経験してきた職種によって表現の差はあるかと思いますが、
なるべく実績を定量化しましょう。
例)
・◯◯のポジションで、◯◯◯円の売上を作った
・◯◯との取引で、◯◯の利益を生み出した。
・◯◯との差別化を図り、来店数を前年度より◯◯◯%アップさせた
逆に、◯◯職を◯◯年やってきましたのような、
具体的な内容がわからない棚卸しには注意しましょう。
例)
・営業を20年やってきました。(どんな営業?してきたか)
・◯◯の支店長を15年やってきました(詳しい内容は?)
・コミュニケーションには自身があります(何故、自信がある?)
② キャリアを上げるなら、やらなければならない事をやる。
充分な資産があり、やりたい事に没頭できるのであれば、
飲食店や念願のカフェなどを始めたいところですが…
中々そうもいかないところです。
せっかくの転職なので、やりたい事を選択肢したい気持ちも分かりますが、
40代からの転職は、年齢を意識して、管理職のポジションを求められるものです。
自身のやりたい事は、趣味の範囲なのか?それとも副業でできるのか?
このあたりは、しっかりと注意、判断していきましょう。
やらなければならない = 求められている40代のあるべき姿
このあたりが意識できれば、職務経歴書の書く内容が
変わってくるはずです。
③ 転職市場に向けて、自身の価値を上げるには。
採用企業に向けて、自身のアプローチを行っていくには、
プロフィール(履歴書・職歴書)の準備に加えて、
現在の自身のポジションを理解することから始まります。
例えば、40代男性の平均年収が500万とした場合に
次の転職先に、いくらの希望を出すのか?
と指針を前もって作っておく必要があります。
単純に平均年収より低いので、給与を上げたいという
背景では、採用企業も、希望を考慮しての採用は難しいと思います。
例)
前職では、年収は◯◯◯万でしたが、
今回の応募職については、◯◯年の経験がありますので
◯◯◯万の希望をしております。
IR資料などを拝見し、いままでの経験をもとに、御社ビジネスに貢献し
◯◯と◯◯の領域であれば、◯◯くらいの利益が見込めると
考えております。
※IR資料などから、ビジネスモデル(年度別の売上・利益や直近で力を入れていく分野など)を調べておく
あくまでも一例ですが(ちょっと良い子ちゃんすぎた…)
何をもって、年収の希望を出しているか?
何かしらの指針を元に、定量化した会話をするように
していきましょう。
④ 会話は受け止めてから、返答する。
面接では、会話を受け止めてから、返答をしましょう。
自分をアピールしたいがために、一方的な会話になったり
長々と自己紹介をしたりと、注意をしなければなりません。
また、質問には結論から話し→その後"理由"を伝える。
など、当たり前ですが、相手に答えが"先に"伝わるように話しましょう。
雑談であれば、特に気にすることもありませんが、
限られた時間の中で、自身をアピールするのであれば
・質問を受け止めて、結論ファーストで話す。
・経験の無いことを求めらた場合は、近しい経験を話し
その経験が役立つ可能性を話す。
・自己PRは、募集職種の要項にそって話す。
・実績や経験は定量化して話す。
⑤退職理由が悪口にならないように。
職場での人間関係が、転職の理由になることが大半ですが、
退職の理由は何ですか?と聞かれたときに
「人間関係、露骨な給与額、◯◯をやらせてもらえなかった」などなど
悪口風に聞こえる表現も控えましょう。
(つい口を滑らせてしまい、チャンスを不意にすることも多々あります。)
とはいえ、退職理由に正解はありませんが、
・建前(採用企業が求めていることが、自身の希望ある)
・本音(40代をむかえて、自宅から近い職場、フレックス制度がある)
くらいの、建前・本音の準備はしておきましょう。
◎まとめ
人生100年時代と考えたときに、40代はまだまだかもしれませんが、
健康的に働ける年代を考えていくと、しっかりとしたキャリアを
手に入れたい年齢かもしれません。
ついついやりたい事ばかりに目が向いてしまいますが、
"できる事✕やらなければいけない事"を自身の強みに変えて
いきましょう。
すぐにの転職をしない場合も、職歴書がいつでも更新できるように
実績は書き留めておきましょう。