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ベテラン営業マンがおすすめする「絶対に外さない鉄板の手土産」5選
「40’s Biz talk」は法人営業やBtoBマーケティングが専門の40代男性2人、杉本浩一と柳澤大介がお届けするポッドキャスト番組。
音声番組の内容を読みやすく要約してnoteでお届けしています。第66回は「客先にどんな手土産を持っていってる?」です。
サマリー
実はゴルフって、手土産を持参しないと恥をかく
急な会食や訪問商談には会社のノベルティがあると便利
ベテラン営業マンの2人がすすめる鉄板手土産5選
それでは、本編の内容をお届けします。
ゴルフには手土産を持って行くべし
柳澤:今回の40s Biz Talkのテーマは「客先にどんな手土産を持っていってる?」です。
杉本:私は商談の時に手土産を持っていくっていうことは、実はあまりなくて。会食のような商談の場以外が多いかな。あとは大きなプロジェクトのキックオフの時。
あるいは何かでお世話になった窓口の人っていうよりも、その関わった人たちに「お世話になってます」っていう感じで持っていく時とかもあるし。あとはゴルフの時ですね。
柳澤:あ、そうなんだ。僕はゴルフやらないからわからないですけど、ゴルフの時って一般的には手土産を持っていくんですか?
杉本:今後ゴルフをやる機会がある人は絶対に覚えておいた方がいいと思うんですけど、ゴルフは基本的に手土産を持っていくと思った方がいい。特にお客さんと行く時。
柳澤:へー。
杉本:実は私もゴルフをやる前まで知らなかったんです。呼んでいただいて、初めて行った時は手土産を持っていかないで恥ずかしい思いをしたんです。上の方と一緒にやる時とか、お客様と行く時にはだいたい持っていくと思っていた方が間違いないです。
柳澤:へー面白い。手土産を渡すタイミングもあると思うんですけど、どのタイミングで渡すんですか?
杉本:ラウンドを前半回って、昼ご飯食べて、午後も回って、お風呂に入って「いやーどうも今日はありがとうございました」っていうふうに、それぞれ車で送っていくこともあれば、駅までバスに乗っていくとか、いろいろなパターンがあるんですけど、最後のお会計したり、ご挨拶をして別れたりする時にお渡しするっていう感じですね。
柳澤:やっぱり最後なのね。
杉本:そう、最後。会食の時も「今日はどうもありがとうございました」って言って別れるタイミングで「こちらを」っていうふうに渡すじゃないですか。
柳澤:会食の時はそうですね。
杉本:ゴルフの時もそこは一緒です。でも持っていかない人も多いのかな。
私は某上場企業の役員さんとゴルフをした時に、そういう習わし・しきたりを知って、私がお客さんと一緒にゴルフに行く時には手土産を持っていくようにしています。
ただし、「ライトに行きましょう」っていう場合は持っていかない。持っていくと、やりすぎだよ感が出るので。
でも、接待ゴルフじゃないですけど、お客さんや目上の人とやるっていう時には持っていくようにしてますね。
会食もそうなんですけど、手土産の選び方が難しくて。私は真似するのがいいなと思って、ご一緒した役員の方たちからもらう手土産をいつも参考にしてます。
これは大前提ですけど、すぐ傷むものは避けた方が良い。傷まないもので日持ちのするものが良くて。私はいくつかもらった中で意外と良かったのがふりかけやお酒のアテ。ただお酒を飲む人、飲まない人っていうのもいるから、ご飯にかける高級なふりかけだったり、おかずになるパックみたいのががおすすめです。
あとお子さんがいらっしゃる、奥さんがスイーツ好きみたいな時には、「これはご家族に」と言ってスイーツをお渡しする。
その方はあまりスイーツを食べないかもしれないけど、ご家族にっていう目線で渡すと喜ばれるケースはけっこうあります。
会社のノベルティを作っておくと便利
柳澤:僕が手土産を持っていくのは、会食もだけど、お客さんからたまに「次回は直接来てほしい」って言われたとき。
本来であればどこかの百貨店で買っていった方がいいと思うんですけど、僕が買うタイミングって、出かけた時に買っておくことが多いんですよ。例えば旅行に出かけた時や実家に帰省した時とか。
そのタイミングで直近1ヶ月以内ぐらいに、誰かと会う予定があればまとめて買っておく。
会食の時って最後にお渡しするじゃないですか。でも、客先に訪問した時って最初に渡すんですよね。「社員の方と一緒に召し上がってください」みたいな。で、そこで少し小話ができるんですよ。
「柳澤さん、どこか行ってきたんですか?」って聞かれる。その地域の名産みたいなのを意図的に持っていくので。それで一盛り上がりして本題に入る。
杉本:ちなみに、それって初対面の方との商談で持っていくわけではない?
柳澤:初回じゃないです。既存のお客さん。
杉本:それって、今まで持っていってなかったけど、この時に持っていこうっていうか、どういうタイミングで持っていくんですか。
柳澤:基本的に訪問するときはいつも持っていきますね。杉本さんのさっきの例で、一緒に行く人がいたら自分だけ持っていっちゃうと、一緒の人が恥かいちゃうので、そういうときは意図的に持っていかない。僕だけが行くときは基本は持ってきます。
杉本:あ、そうなんだ。じゃあ、めちゃめちゃ手土産を持っていく頻度は高いってことですね?
柳澤:でも、急遽予定が入ったり、お土産のストックがないときはノベルティを持っていくんです。会社のTシャツをノベルティでたくさん作ってあるんですよ。
それをラッピングというか、透明な袋に入れて。「パジャマにでも使ってください」みたいな感じでお渡ししています。
杉本:へー。私もLINE時代にはLINEのグッズを持っていってましたね。当時のLINEってまだ皆さんに知ってもらわなければいけない時期だった。2014年とか2015年とかだったから。
「奥さんや娘さんがいたら喜ばれますよー」みたいな感じで、持っていくケースはありました。当時も喜ばれましたね。
いま冷静に考えてみると、ノベルティーってめちゃめちゃ役に立ちますよね。作っておいて、持っていくと。
柳澤:そう、ノベルティーはめっちゃ役に立つんですよ。
杉本:てっきり手土産って言うから、ゴルフとかで持っていくものを想像しちゃったんですけど。いまはあまり持っていく機会が、残念ながらないんですけど、本当はあった方がいいんだろうなぁって思い直しました。
柳澤:あと他の方に聞いたお土産だと、日中お客さんのオフィスに訪問するときに「ミスド」を持っていくとすごく喜ばれるって。
杉本:特にIT系のお客さんだといろいろな関係者がいるので、窓口のプロジェクトマネジメントをする人と、それをサポートする人や秘書の方とかいらっしゃったりとかしていて。
バックヤードでいろいろ動いていただいている方もいらっしゃるケースがあった時に、まさにその「皆さんで食べてください系のお菓子」を持っていきますね。
ミスドも買って行ったことが何回かありますけど、あとは話題のお菓子、あるいは地元ならではのお菓子を持って行くことはありましたね。これは大事ですね。
2人が選んだ“絶対にはずさない手土産”
1.「満願堂」の芋きん
杉本:私の実家は浅草なんですけど、「芋きん」っていう芋のきんつばがあるんですよ。あれは喜ばれることが多い。
「満願堂」っていうお店が芋きんで有名なんですけど、知ってる人は知っているっていうお菓子で。「それ聞いたことある!」っていうような感じで盛り上がる。
2.「亀十」のどら焼き
杉本:あと、めっちゃ気合が入っている時や、本当にお世話になりましたっていう時には「亀十」のどら焼き。亀十のどら焼きって知ってます?
柳澤:うーん、亀十のどら焼きは知らないなぁ。
杉本:亀十のどら焼きってはめっちゃ有名などら焼きで、浅草に店舗があるんです。
柳澤:えっ、「とらや」じゃなくて。
杉本:とらやじゃなくて。亀十のどら焼きはふわふわの皮にあんこが包まれた、並ばないと買えないプレミアム和菓子。オンライン販売してないから、現地に行かないと買えないんです。
私は徒歩圏内が実家だったので、実家に住んでた時には並んで買ってました。どら焼きって特に女性に人気があるんですよ。
「うわー亀十のどら焼きだ♡」ってなって、めっちゃ盛り上がる。
柳澤:それすごくよいですね。「僕、実家が浅草でね」っていう小話と共に渡すと。
杉本:それ!「実は浅草のどら焼きで…」って。その話もするためにっていうのもあるんですけど。芋きんのきんつばは比較的買いやすいんです。でも亀十は並ばなきゃいけないという。最低でも20分くらい並ぶんです。
しかも賞味期限が3日なんです。「3日なので、すぐに食べてください。皆さん、3日しか持たないんで。3日経っちゃうとパサついちゃうんで」みたいな話とかもして。
あえて日持ちしないものを、そういうシーンがあれば持っていきます。
柳澤:ちょっといいお店だと、食べる前に素材の説明をされるじゃないですか。そのお土産も杉本さんの地元の浅草のストーリーを話されて渡されると、余計おいしく感じますよね。
杉本:だいたい何人か、先方の中にも知ってくれてる人がいて、「これめちゃめちゃいいやつです!」って絶対言ってくれる。「このどら焼き、並ばないと買えないんですよ」とか。
営業の手土産じゃなくて、お世話になった方にいただいたもののお返しとかで。「実は浅草の実家に帰ったついでに買ってきたものですから、2つしかないですけど」って言って。「あー!」って知ってる人はもう知ってるので、うちの息子が喜びますってこの前もある人が言ってて。「うまい、うまいって言って食べてくれた」みたいなね。
3.「タルティン」のお菓子
柳澤:それいいですね。僕はそういうお土産のバリエーションがなくて。
杉本:いや、僕もないですよ。正直、今の2つぐらいしかない。
柳澤:唯一、僕が持っていくとしたら、「Tartine」(タルティン)っていうお店のお菓子。これ、西武百貨店に入っててすぐ売り切れちゃうんですよ。あと見た目もかわいらしいんです。妻がすごく好きで。
創作菓子みたいな感じで、女性はすごく喜んでくれますよ。インスタ映えもする。僕は東京出身じゃないんで、そういう「浅草の…」みたいな話がなかなかできないけど、「これ妻が好きで、すごくかわいらしくてすぐ売り切れちゃうみたいなんですよ。ちょっと見てください」みたいな感じで。
お菓子の見栄えで関心を持っていただくみたいな。もちろん味も美味しいんですけど。 これは会食とか、ここぞっていう時に持っていくお土産。
4.「Minimal」のチョコレート
杉本:あと2つ紹介したいものがあって。知り合いの集まりとかパーティーで持っていったお土産で、まだ客先には持って行ったことないんですけど、チョコレートの「Minimal」。
柳澤:あーはいはい、よくSNSで見ますね。
杉本:これは美味しいんですよ。僕が一番好きなのは、このチョコの食べ比べセット。3箱だと1万9000円。
柳澤:けっこういい値段しますね。
杉本:いい値段するんですけど、僕はここのチョコが本当に好き。その中でもこの食べ比べセットが一番好き。持っていくものは食べ比べセットではなくて、高めのガトーショコラ。パーティーのお土産に持っていくと、だいたいハズレなし。
厳選された材料で作られているから美味しいっていうのもあるんですけど、富ヶ谷にお店があって、そこで出てくる限定のパフェも美味しい。「ぜひお店に行っていただくといいですよ」って別に僕、お店の関係者でもないんですけど、お勧めしています。
柳澤:店舗もあるんですか?オンラインでしか買えないと思ってました。
杉本:そうそう、Minimalさんは店舗もあって。僕が行ってるのは富ヶ谷本店。席数はあまりないんですけども、食べられるようになっていて。ここによく限定のメニューが出てきて、たまに食べに行ってるんですよ。
5.「山西牧場」の豚肉
最後におすすめしたいのがあって。これは私の友達が販売しているんですけど、それでもひいきなしに、一番うまい豚肉が「山西牧場」の豚肉。
柳澤:へー、そうなんだ。
杉本:山西牧場の倉持さんっていう方がやられてるんです。僕は山西牧場から豚のバラ肉を定期便で送ってもらってるんだけど、これが美味い!油が溶ける、飲める油っていう表現が一番正しいかな。
肉ってなかなかプレゼントはしにくいけど、客先でただ単純にこれを宣伝して、「一番おいしい豚肉をご案内したい」って言ってまして。お歳暮とかでも使えますし、ぜひ買ってみてください。あともう一つオススメなのがサラミ。季節限定で何ヶ月かだけ出るんですけど、ここのサラミがめっちゃうまいので、お酒を飲む人にはぜひオススメしたい。
柳澤:これは手土産で持ってくよりかは、お歳暮とかで送る?
杉本:お歳暮で送ります。あとは単純に「ここで売っている豚肉は本当に美味しんですよ」みたいな。体験がすごいんですと。そうすると、「実はこの前買ってみたんですけど、本当に美味いですね」みたいな話で盛り上がったりとか。
「杉本さんがそんなに勧めるから、騙されたと思って買ってみたんですけど、これはすごいね」みたいな。いつも素晴らしいって言ってもらえて、ハズレがないからついついオススメしちゃう。
柳澤:確かに、肉っていつもスーパーでしか買わないし。
杉本:そうなんですよ。あと、焼きそばとかをこの肉で作るとグレードアップした美味さになるんですよ。
なんで美味くなるのかわからないけど、たぶん脂だと思うんですけど。本当に美味いんだよね。料理が好きな人にも、おいしい豚肉の話をすると喜んでもらえる。「知らんかった」みたいな。
柳澤:豚肉は、料理で必ず使う食材だから喜ばれますよね。
杉本:そうなんですよ。豚肉って焼いて食べるのもあるし、シャブシャブにしたり。僕はシャブシャブ肉が好きなんですけど、もともとがお店に卸している会社なので、いろいろなバリエーションがあって。
それこそ料理好きな人には、これをオススメすると本当に喜んでくれるんです。
柳澤:WEBの会社概要を見たら、社員9人で売り上げ4億って書いてあったけど、けっこうすごくない?
杉本:確かにすごい。僕、全くそういうのを気にせず人にすすめてたんですけど。確かに好収益だ。
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Koichi Sugimoto / 世界を豊かにするザ法人営業
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