誰かの所為で死ぬな
死にたい気持ちを止める権利は、わたしには無い。受け止められる器も無い。けれど、死にたきゃどうぞ死んでくれ、とは違う。
言いたいことがある。「誰かのせい」で死ぬな。
虐める方が悪いと言われ、虐められる方は擁護される世の中に少し、息苦しさを感じている。正義の反対には、もうひとつの正義が存在する。互いの正義に納得がいかないのなら、仕方がない。どうしても分かり合えない関係なのだ。お互いがそれを納得し、受け止めることが出来れば、もう少し生きやすくなるのかもしれない。
人間の心とは面倒で、どうしても感情を抑えられない時がある。その場合心の中でなら、相手をどんなに罵ろうが、恨もうが、許されると思っている。溜め込むな、飲み込むな。奴のせいで、死ぬな。そして自分の感情に負けて、人を殺すな。
ODをするも、リストカットをするも自由。ただその自由の少し先の未来を、もう少し考えて欲しい。自分にしか分からないこと。外から見えない部分の話。考えることができるうちに、考えて欲しい。生きている限り、この時間はあなたのものだ。
生きることができる時間を、死にたい気持ちに譲るな。