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2022年3月の記事一覧

春嵐

春嵐

濡れた窓が滲ませた
いつまでも無愛想なわたしを
唇噛んで悔しさ哀しさ
押し込めては傷に成る

あの日の祝福とあの日見た笑顔に
敏感になるわたしの右側 忘れてたまるかよ

あなたに染み付いた歌を
胸中で歌いおくりましょう
黒い羅列 一歩後ろで せめて
笑うように泣きましょう

あの日を思い出す度に
無力が上げた悲鳴が木霊する
あなたと同じ日々を綴ること
わたしを肯定すること

目を離した隙に流されて

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