実写版「アラジン」を観て思い出したこと。
先日、仕事終わりにふと疲労と虚無感に襲われて何か気分転換をしたくなって「アラジン」を観てきました。
仕事終わりにスマホで今から間に合う映画館を探して、チケット取って
映画館に直行しました。
今まで、映画館に頻繁に行くような人間ではなくて、
家で見ればいいやと思ってた人間ですが、最近は非現実感を味わうことで
ストレス発散になることを覚え、行くようになりました。
4DX というものがあることも知りませんでした。映画が始まる時間が4DXがちょうどよかったので興味本位で観てみましたが、
大正解でした
ディズニーシ―にあるマジックランプシアターのような感じ?が
一番しっくりくる例えだと思います。
普通に良い。また4DXで観たいと思いました。
普段なら絶対に洋画は字幕派なんですが、4DXが吹替のみだったので
吹替で観ましたが、そこまで悪くはないし違和感も感じませんでした。
山ちゃんのジーニーが最強でしたね。
中村倫也さんの声はミュージカル!って感じの声ではないですが、
普通に歌も上手だし、好き嫌いはあるかもですが、私的には◎でした。
今まで、映画は映画館で1回観れば満足で、同じ映画を何回も観に行く人の
意味が分からない、と思ってましたがアラジンは何回でも観に行きたいと思いました。今の映画館って4DXだけじゃなくて色んなバージョンがあるんですね。知らなかった。普通の2Dでも観たいし、字幕で4DXも観たいです。
ディズニープリンセス系の映画でキャラクターとして1番好きなのは白雪姫なんですが、歌やストーリーの中で1番好きなのはアラジンかもしれないですね。
アラジンを観終わったあとに、私が学生の時に興味があったテーマを思い出しました。
アラジンやアナと雪の女王は他のシンデレラや白雪姫などとは少し系統の違うストーリーで、社会的地位の高い王子様がヒーローにならない映画です。
昔からプリンセスは優雅で綺麗で守られているというようなイメージを変えるようなものなのではないかと思います。
このエンターテイメントの中にあるステレオタイプやジェンダー論といったテーマがとても興味深かったんです。
卒論もこのテーマでいこう、と思っていました。
ですが、私がこのテーマでいくという発表をゼミでおこなった際に明らかに見当違いなコメントを返してきて、その後も何度か教授と話しても無駄で卒業できなくなることの方が怖くて、教授の好みのテーマに変更しました。
よくよく考えてみると、私のゼミの教授は典型的なステレオタイプの人間で女性活躍やジェンダーなど全く考えないような人でした。彼はゼミ生に自分の好きなことをテーマにして良いと言ってたのですが、自身が興味の無い分野に関しては自身の知識が無いから、自分の知識と無理やり関連付けて話そうとしてました。
「ああ、この人とは絶対に分かり合うことはできないし、話すだけ時間の無駄」
と考えるようになり、極力関わることを避けていました。彼は自分の分野だけが全てと考えて、他の学問に関しては興味も持てない人間でした。
結局、私はやっっっっっっとちゃんと研究したい!と思えるテーマに出会えたと思えたのに、そのテーマは私の中でボツテーマとなりました。
卒業後、ゼミの教授ではない学部の教授と話す機会があり話した時にこの人のゼミに行けてたらどれだけ幸せだったか、って思いました。
当時の私には分からなかったことですが、ゼミの教授の言うことが全てじゃないことや教授にも弱点があることを今になって知りました。
今でもこのテーマに関しては興味があります。きっとこの先、私はこのテーマを学ぶことも文章にすることも誰にも求められないし、強制もされないけど、ちゃんとあの時の感情をきちんと消化したいなと思いました。
今は仕事に追われて納得いくことはできないけど、書けたらな~って思います。
ああ、仕事に行きたくない。友達にも、「りけちゃん、早く仕事変えた方がいいよ」って言われました。
他人様の幸せを喜べるほどの精神的なキャパが私には無いみたいです。